優星、ひなた、朔①
優星()×ひなた()×朔()
優星、ひなた、朔①
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(勢いよく扉を開ける音)
朔:キミたち! 出かけるぞ!
優星:出かけ……? 出かけるってどこへ?
朔:どこでもだ! いいから早く王宮から出ないと!
ひなた:ちょっと、引っ張らないでよ!
(駆け出していく足音)
(場面変わって街の中、喧騒)
【上の効果音の為に5秒程度開けて下さい。】
ひなた:……なんであんなに急いでたの?
朔:雅さんと王様、つきあってるんだよ。二人っきりの時間を過ごしたいんだってさ。
優星・ひなた:え!?
朔:っへへ……。うーそーだーよ! まさか信じるとはね。
優星:え、ええ? ちょっと年の差はあるとはいえ、普通にありそうだと思ったんだけど……。
朔:そんなわけないだろ! 魔法もまともに使えない上、頭も悪いんだな!
優星:あ、やめとけって、おいっ!
ひなた:……。
(殴打音)
優星:あーあー。
朔:痛っ!? 何すんだ!
ひなた:そんなのわかるでしょ。
朔:ハァ? ふざけ…
ひなた:ねえ優星、ふたりでご飯食べに行かない?
朔:ちょっと!
優星:いいけど……。またあのラーメン屋?
ひなた:そう。また行こって約束してたでしょ?
朔:なに勝手に決めてんだよ! ボクも連れてけって!
優星:うーん……。やめた方がいいと思うけどなぁ。
朔:なんで!? だいたい言い出したのはボクだろう! ハブるなんて許さないからな!
優星:そこまで言うなら……。いや、でも……。
ひなた:どうでもいいから早く!
朔:そうだそうだ!
優星:ううん。まあいいか。
(駆け出していく音)
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