【2人声劇】姫の看病
作者:さくや 姫:___ 召使:___
【2人声劇】姫の看病
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#姫#看病#召使#敬語
召使「姫、看病しに参りました。」
姫「なに?私の体に触(ふ)れると?それは許さないわ。」
召使「私が看病致します。」
姫「姫である私の体を、一介(いっかい)の召使ごときが触(さわ)れるとでも?私の体に触(さわ)れるのは母上だけよ。」
召使「いえ、そのような訳には参りません。母君(ははぎみ)は病(やまい)で寝込んでおられますので、母君の代わりに私が看病致します。」
姫「そうだったのね。でも私はお前の事」
(被せ気味に)
召使「承知しております。ですが、私はそれでも姫にお仕えしたいのです。私が姫の召使だと認めて頂きたいのです。」
姫「ふふ、お前の事、気に入ったわ。私を看病しなさい。だけれど勘違いはしないで。お前を認めたわけではないわ。」
召使「有り難き幸せです。では始めさせて頂きます」
姫「えぇ、よろしく」
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