外郎売チャレンジ
挑戦者:ぽんすけ
外郎売チャレンジ
- 18
- 3
- 0
ヨダレを吸い込むタイミングって大事。
挑戦状を叩きつけたからには自分でやってみました。滑舌はいい方じゃないし、1発撮りで噛み噛みだし、言い直すし……でも言い直すだけの時間があるということは、皆さんなら噛まずに3秒位余らすことが出来るでしょ。
期待してマース←
『拙者親方と申すは、お立ち会いにも先達て
御存知のお方も御座りましょ、
御江戸を発って二十里上方、
相州小田原一色町をお過ぎなされて、
青物町を登りへおいでなさるれば、
欄干橋虎屋藤衛門、
只今は剃髪致して、円斎竹しげとなのりまする。
元朝より大晦日(おおつごもり)まで各々様の
お手に入れまする此の透頂香と申す薬は、
昔ちんの国の唐人、
外郎という者、我が朝へ来たり、
この名方を調合いたし、持薬に用いてござる、
神仙不思議の妙薬、時の帝より叡聞に達し御所望遊ばされしに、ういろう即ち参内の折から、
件の薬を深く秘して冠の内に秘め置き、用ゆる時は一粒ずつ、
冠のすき間より取りい出す。
依ってその名を帝より、
とうちんこうと賜る。
即ち文字にも、
「頂きに透く香り」と書いて
「とうちんこう」と申す。
只今はこの薬、
殊の外広がり、世上一統にただういろうういろうとお呼びなさるる、
慮外ながら在鎌倉の御大名様方、御参勤御発足の折から御駕籠を止められ、
この薬何十貫文とお買いなされ下されまする。
もし、お立ち会いの内にも、熱海か塔ノ沢へ湯治にお出でなさるるか、
又は伊勢へ参宮の時分は、必ず門違いをなされまするな。
お下りなされば左、 お登りなされば右の方
町人でござれども八方が八棟、表が三棟玉堂造り、
破風には菊に桐のとうの御紋を御赦免あって、
系図正しき薬でござる。
近年はこの薬やれ売れる流行るとあって、方々に看板を出し、
小田原の、灰俵の、ほん俵のさん俵のと名ずけ、
ほうろくにて甘茶を練り、それに鍋炭を加え、
或いはういなんういせつういきょうなどと似たるを申せども、
平仮名をもって「ういろう」と致したは、
親方円斎ばかり。 』
読み方がわからない時は参考かなんかにしてください。
#外郎売 #早口言葉 #早口 #拍手返します #いさBGMまだあるよ #セリフ #声劇
Comment
No Comments Yet.