それでも歌が上手くなりたいって思っている方へ②
シーチキン
それでも歌が上手くなりたいって思っている方へ②
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前回の長文の続きです。
④上手くハモれない(重ねが上手くできない)
ハモリやコーラスについては「コードを理解する」必要があります。
良いハモリの基本は「メインの3度上(もしくは下)を歌う」事ですが、「それってどこ?」って思います。
例えばCコードは「ドミソ」となるわけですが、そのメインの音が「ミ」であれば「ソかド」を歌うとキレイな和音が出来ます。
でも、それはあくまでも「基本」で、コードが同じCでもメインが「ソ」を歌った場合、「シ」を歌うとハモリとしては綺麗だけど、伴奏全体的に聴くと違和感が出てしまう事があります。
また、その逆の場合もあります。
つまり、コードの場所や進行を理解すると元曲とは違うハモリ方をしても全体的に良いハモリが出来上がります。なので、コードが解らない場合はまずはギターやピアノのコード弾きを良く聴きましょう。そこからコードを勉強しても遅くはないと思います。
あと、ハモリは「メインを引き立たせる役割」なので、一伴奏者の意識を持ち、前に出ないようにマイクレベルやボリューム調節を必ずやると良いです。
⑤上手く表現できない
どんな曲を歌っても同じような感じでしか聴こえないって感じている方は心の余裕がない可能性があります。
変な事かもしれませんが、色々と悩みながらとか、とにかく歌ってスッキリしたいって思ってやってしまうと、逆にストレスなったりします。
そういう時は逆に歌うことを休んで、感動映画で泣いたり、お笑い番組で馬鹿みたいに笑ったりして自分の喜怒哀楽を充電させてみてください。
改めて歌ってみると、見違えるほど表現出来たりもしますよ♪
要するに自分の喜怒哀楽がハッキリ出来なくなると、どんなに良い伴奏でも「どのように良いのか?」具体的なところがボヤケていて、結果的に納得いかないサウンドが出来上がってしまうって事です。譜面での強弱も作り手のその時の感情表現なので、理解すると面白いです。
⑥綺麗な響きが出来ない
ボーカルを「歌」と思っている方の多くがあたるかと思います。「歌」は伴奏を含めた全体の作品で「ボーカルも楽器の一つ」です。自分の身体全体を使った声をメインとした楽器なので、メンテナンスを怠れば響きも悪くなります。ボイトレで「腹式呼吸が〜」なんて豪語していますが、あまり関係ありません。息の入る量は増えますが、息のコントロールが出来れば良いだけです。
自分の良い響きを知るには自分自身の感覚ですが、ファルセットをする時に額あたりを強く響かせる意識をしていると良い響きだなって思っています。
つまり「自分の身体の中で何処を強く響かせると良いのか?」を自分自身で追究したかどうかの結果でしかないのです。それを見つけるヒントを貰うためにボイトレに通うのは有りだと思いますが、コツとかは自分自身でしか見つからないので、とにかく声出して自分自身の身体を理解していきましょう。
こんな色んな事を長文で書きましたが、そんな俺自身は先程も書いた通り、DAM採点で90点以上を数曲しか出していない程度ですから、参考にするかは個人の自由です。ただ、俺自身が書きたかったから書きました。
以上です。
全部読んで頂いた方には感謝申し上げます。
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