Original Story - Prolog -
COMO's STORY
Original Story - Prolog -
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BGM:祝福のメシアとアイの塔1-1
https://nana-music.com/sounds/049d29b5/
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とある辺境に存在すると言われる、神秘的で巨大な湖。そこには"不思議な力"を持つものが集うと伝えられ、現在は8人の若者によって管理されているそうな。その不思議な湖について少し話をしよう。
『魔法』と聞いて何を思い浮かべるだろうか。武器、呪文、魔術、魔法陣、きっとそんな所だろう。おや、察しがいいね。そう。先程述べた" 不思議な力 "とは『魔法』のこと。だが、現在魔法を使える人間はほとんど居ない……何故かって?魔女狩りがあったからさ。私欲に塗れた大規模な魔女狩りによって多くの善人な魔法使いが捕まり、その命を落とした。ではなぜ湖の管理人達は魔法が使えるのか。……何故だと思う?
少し考えてみればわかる事さ。襲われる事が分かりきっていて身を隠さぬ者がいるか?答えは"No"だ。魔法使いの中にも頭のキレる者がいたのさ。襲われるなら隠れてしまえばいい、誰にも見つからないところにってね。
ならそれはどこなのか。生き残った魔法使い達は必死に考えた末、人知れぬ辺境の地にある湖を見付け、そこに隠れる事にしたのだ。幸いにもその湖は他の湖よりも精霊が集まりやすく、彼らの力添えの下、自らの力を十二分に発揮する事が可能だった。魔法使い達は精霊達に事の顛末を話し、盲ましの魔法を使って自分達の子供を隠した。そして子供達が平穏無事に生きていく上での手助けを頼んだのだ。
……それももう、15年も前の話だ。
『魔法使いは呪文を唱える』『魔法使いは厄災を呼ぶ』
きっと、周りの者達はそう思っている事だろう。故に人は魔法を恐れ、それを使いこなす者達を捕らえ、その命を奪ったのだ。
―――しかし、それは少し違う。
今も昔も、魔法は素晴らしいものだ。魔法使いの集落では毎日のように歌が飛び交っていた。魔法使いは歌を歌うことで魔法の力を操る。無論、その時の気持ちの変化や歌う歌によって魔法の威力は何倍にも膨れ上がる。しかしその歌は決して呪歌などではない。それを決して履き違えてはいけなかったのだ。
……失礼、少々熱くなってしまったようだ。魔法そのものについて話を戻すとしよう。魔法使いはそれぞれ得意な魔法と不得意な魔法を持ち合わせていた。言ってしまえば「属性」のようなものだ。「火」「水」「土」「風」など属性は様々あり、得意なものと関わりが強い属性は扱いやすい……など、少し複雑なのだ。例えば「風」の魔法で「火」の魔法の威力を上げる手助けをする……とかね。また魔法は「光」と「闇」に大きく二分割され、これらはどちらか一方しか使えないなどの……
ん?ところでこれは何のお話なのかって?
そうだなぁ…これは…
『魔女狩りから逃れた8人の管理人達の物語』
まぁそんな簡単なお話ではないがな…
お前は誰だ、だと?質問が多いなぁ…
語り部くらいに思っておけばいいさ。
さ、物語が始まるよ…
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(COMO's STORY 制作陣)
主催
メインストーリー・キャラクター原案・監督
……なる
準監督・アンナcv
……月希
メインストーリー編集・台本師・エイダンcv
……√LETA
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