【声劇台本】魔王の苦悩【一人用声劇】
あなたの名前 ぺちゃの
【声劇台本】魔王の苦悩【一人用声劇】
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苦悩の魔王…と呼ばれる 1人の人間のお話
私が…なぜ…?
そう苦悩する彼の心境が
勇者に響く事を ただ願うばかりである。
あらすじも楽しくて 引用失礼しました。
【あらすじ】
魔王と呼ばれている、その男は、かつて人々を救った元勇者…英雄だった。
邪神を屠った力は、やがて人々の脅威となり、男は人々からの迫害から逃れる為、孤島の廃城へと逃れてきた。
王の追手を撃退するうち、彼は次第に魔王と呼ばれるようになり、人々から怖れられてしまう。
こんなはずではなかった。
なぜ、自分が魔王と呼ばれ、人々から迫害されなければいけないのか。
苦悩する彼の元に、また勇者が現れ、戦いを挑んできた。
魔王は、勇者に自分の苦悩を打ち明けた…。
台本⬇️
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()内のひらがなは読み仮名です。
「聞け勇者よ。」
「…私はかつて、この世界を救うために邪悪な神々と戦い、人々から「勇者」と呼ばれていた。」
「死闘の末に神々を倒して世界を救い、凱旋(がいせん)した私を、国や民衆達は喜んで出迎えてくれた。」
「私は人々から崇(あが)められ、英雄譚(えいゆうたん)は後世に語り継がれる…はずだったのだが…。」
「神を凌駕(りょうが)する力を持った私を、王や人々は次第に脅威(きょうい)に感じるようになり、王や民衆に迫害(はくがい)された私は、この城へと逃げてきた。」
「勇者を自称する人間を幾度(いくど)と撃退するうちに、いつしか私は魔王と呼ばれるようになっていた。」
「…勇者よ、覚えておけ。」
「もしも私を討てば、次の魔王はお前だ。」
「卑怯(ひきょう)で恩知らずの愚かな人間どもを滅ぼさぬ限り、安寧(あんねい)な日など決して訪れない。」
「…勇者よ問おう。」
「なぜお前が正義で、私は悪なのだ。」
「私が…なぜ…。」
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