13話
もしもシンデレラが掃除娘だったら?!
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タ「とにかく、僕は城から帰る気はない。わかった?
早く家にかえって、母さんに報告しておいでよ。じきに兄さんが生活を楽にしてくれるってね」
テ「そんなことっ…!!
……わかった、じゃあ僕も、この城に住むよ」
タ「はぁ?!何言ってるんだよ!だいたい、王子の許可とかさぁ」
テ「それはなんとかするよ。兄さんも住むつもりなんだろ?
それに兄さん!そんな可愛い格好して、もしどこぞの馬の骨ともしれない男に狙われたらどうするつもり?!ストーカーとか、変態とか、世の中の男性は怖いんだからね?!」
タ「そのくらい平気さ。僕が王子の花嫁候補ってことはもう城内に知れ渡ってる。そんな人間相手におかしなことをする輩はそういないさ。
それに、いざとなったらニンファもいるしね」
ニ「まぁ、私に過度に期待されても困りますけどね」
テ「ニンファ!久しぶりだね」
ニ「お久しぶりですテティス。テティスも城に住むんですか?」
テ「うん、そうするつもりさ。ニンファ、僕にも力、貸してくれるかい?」
ニ「もちろんです。お兄さんだけ、なんてことはしませんからご安心を!まぁ、出来ることに限りますけどね」
テ「ありがとう。とっても頼もしいよ」
タ「はぁー……。わかったよ、王子には僕から話しておく。お前が行ったらボロが出そうだからな。
ただし!他の人がいるところでは絶対「姉さん」って呼ぶこと!いいね?!」
#もしシン
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