11話
もしもシンデレラが掃除娘だったら?!
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王「シンデレラ…なぜ私に振り向かない!私の魅力に気づかないというのか?!」
バ「シンデレラちゃん、掃除のこと以外目に入ってないっていうかー。ま、そういうこともあるっしょー」
ル「失礼します。王子、来客があります」
王「またか?まぁ良い、通せ」
テティス(以下:テ)「王子様、お初にお目にかかります。僕はテティス。先日からこの城にお世話になっているタリアの弟でございます」
王「ほぅ…タリアの弟、か」
バ「そういやタリアちゃん、出ていく気配ないね?来てから数日たつけど」
テ「すみません、ご迷惑をおかけしてしまいまして…」
王「いや、良い。何か事情があるみたいだしな。
して、その弟…テティスといったか。私に何か用があるのか?」
テ「いえ、王子というより、兄、タリアに会いたく思っておりまして…」
ル「兄?」
タ「王子!本日もうるわしゅう。
って…テティス?!」
テ「あっ、兄さん」
タ「テティス、姉さん、でしょう?
まったく…私のことを兄さん、だなんて!間違えないでちょうだい。
きちんと「姉さん」と呼びなさい?」
テ「えっ、あっ、はい…姉さん……」
#もしシン
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