ネタに走るようになったのは高校の時。
自分より上手い人は沢山いた。
ドア越しの歌声を聞いて自分の空っぽさに呆れることもあった。
どうして自分にはみんなにあるものがないんだろうって。
一人の歌い手として望まれないのであれば、どうして歌うのか考えた。
だからこそ、自分たちにしかできないものを考えた。
自分たちにしか似合わないパフォーマンスを考えた。
より上手くより、より観客に楽しんでもらうステージを。
確かに、とても大切な思い出になった。
みんなが笑ってくれるのは最高に楽しかった。
でも、心のどこかが満ち足りなかった。
今でも何かが満ち足りない。
いつの間に、楽しんでもらうことさえ薄れていったんだろう。
#singing_CIA
Comment
No Comments Yet.