私の王子様

読み手:() 曲:壱子 台本:もちこ

女の子は誰だってお姫様、だったら、 男の子は誰だって誰かの王子様。 良ければ読んでやってください。 アドリブ、台詞語尾改変、性別改変ご自由にしてください。 BGMに素敵な灰色と青お借りいたしました。 当台本の秒数はあくまで参考までに、です。 ＿＿＿＿＿ (1:25～) あるお姫様は、ガラスの靴を あるお姫様は、目覚めのキスを あるお姫様は、真実の愛を あるお姫様は、世界の半分を貰いました。 そんなお姫様のお話し。 お姫様は思い出を、しわしわなお顔に 更にしわを寄せて幸せそうに語ります。 私の王子様は、賢くて、正義感が強くて、 優しくて、他人への賞賛を忘れない、 本当に素敵な人だった。と ただ、少し頑なだっただけ。だと。 少し寂しそうに笑ったお姫様は続けます。 (45or42～) 二人の馴れ初め、二人の世界があったこと、 王子様が勇者と名乗る者と戦うことになったこと、 お姫様の頭を撫でた王子様の手が紅く染まったこと、 ある日から、王子様が帰ってこないこと、 ゆっくりと、お姫様は溢します。 そして、お姫様は、空を見上げました。 ＿＿やっと貴方の元へ参れます。 窓に写るその表情は、とても優しく 帰りを待ち望んだ王子様を、変わった世界も、 ずっと愛していたことが伺えたのです。 (11～/曲終了後) そうして世界の半分を貰ったお姫様は、 二人だった世界で、幸せに暮らしていましたとさ。 めでたし、めでたし。 ＿＿＿＿＿ この物語を語っているのは、 絵本を読んでいる人なのか お姫様自身なのか お姫様を看取った人なのか 次の世で巡り会えた王子様なのか それはきっと、 #壱子 #声劇台本 #朗読台本 #とりあえずもちこ