ray

BUMPOF CHICKEN

「ray」光線や光などという意味です。 この曲は僕が今まで歌った曲の中ではたぶん1番新しい曲になるんじゃないでしょうか。 この曲はシンセサイザーが使われていたり、なんと別バージョンであの初音ミクとコラボしたりと、それまでのBUMPの印象とはガラッと変わっていて驚いたBUMPファンも多いんじゃないでしょうか。実は僕もこの曲を聴いた時あれ？BUMPってこんなんだっけ？ってちょっと思ってしまいました 笑 でも不思議とそれが嫌ではなかったんですよね。むしろいい曲だなって思ってたくさん聴いてた記憶があります。今考えればそれは、BUMPがいつも伝えようとしてる思いがブレることなくこの曲にも詰め込まれてるからなのだと思いました。 僕はBUMPはこの曲をきっかけに路線を変えて行くのかなって思ってたんですけど、実は違ったんです。現在ではこの曲の後にもたくさんの曲がリリースされていて、確かに今までのBUMPとは確実に違ってきてるとは思うんですが、弾き語りでしっとり歌う曲があったり、歌詞の内容を見てもBUMPがやりたかったことがより明確になっというか、BUMP OF CHICKENがよりBUMP OF CHICKENに近ずいたというか、そんな印象を受けています。 それでは早速「rey」の歌詞をまず貼り付けますね。 お別れしたのはもっと　前の事だったような 悲しい光は封じ込めて　踵すり減らしたんだ 君といた時は見えた　今は見えなくなった 透明な彗星をぼんやりと　でもそれだけ探している しょっちゅう唄を歌ったよ　その時だけのメロディーを 寂しくなんかなかったよ　ちゃんと寂しくなれたから いつまでどこまでなんて　正常か異常かなんて 考える暇も無い程　歩くのは大変だ 楽しい方がずっといいよ　ごまかして笑っていくよ 大丈夫だ　あの痛みは　忘れたって消えやしない 理想で作った道を　現実が塗り替えていくよ 思い出はその軌跡の上で　輝きになって残っている お別れしたのは何で　何のためだったんだろうな 悲しい光が僕の影を　前に長く伸ばしている 時々熱が出るよ　時間がある時眠るよ 夢だと解るその中で　君と会ってからまた行こう 晴天とはほど遠い　終わらない暗闇にも 星を思い浮かべたなら　すぐ銀河の中だ あまり泣かなくなっても　靴を新しくしても 大丈夫だ　あの痛みは　忘れたって消えやしない 伝えたかった事が　きっとあったんだろうな 恐らくありきたりなんだろうけど　こんなにも お別れした事は　出会った事と繋がっている あの透明な彗星は　透明だから無くならない ◯×△どれかなんて　皆と比べてどうかなんて 確かめる間も無い程　生きるのは最高だ あまり泣かなくなっても　ごまかして笑っていくよ 大丈夫だ　あの痛みは　忘れたって消えやしない 大丈夫だ　この光の始まりには　君がいる こんな感じの歌詞ですね！笑 BUMPの歌はたぶん初めて聴く人にとっては何が言いたいのかわかりにくい部分も多いと思います。BUMP好きな僕ですらわからない部分だらけだからこうやってずっと考えてるので尚更だと思います 笑 でもBUMPが歌う楽曲にはブレない思いが幾つか共通して入っていると思います。 だからBUMPが好きで歌詞をよく分析してるとなんとなくだけど分かってくる部分もあるんですよね。 話がだいぶ逸れましたが、僕がこの歌について思ってることや好きな歌詞を書いていこうと思います。 まずこの曲は大事だった友人や家族、恋人を亡くしてしまった、または離れてしまった人(特定ではなく全ての人に言えることだと思います。)へ贈る歌だと思います。 そしてこの曲のポイントはその悲しみを忘れて生きていくのではなく、痛みと共存していくことで今やこれから先の未来にも価値が生まれるんだよってことを優しく肯定してくれる曲だと思いました。 この曲の中で個人的に好きな表現は「寂しくなんかなかったよ　ちゃんと寂しくなれたから」まずはこれです。 なんか矛盾してない？って思いませんか？ 寂しくないのになんで寂しくなってんの？ん？みたいな感じで思う人もいるんじゃないですかね。 でもこれは寂しいと感じる＝離れてしまった相手と共に過ごした時間がとても大切だったと、その価値に気づいている証拠でもあるから寂しいのに寂しくないとあえて言ってるのではないかなっと思いました。 次に「大丈夫だ　あの痛みは　忘れたって消えやしない」ここです。 ここもさっきと同じようなニュアンスで矛盾してますよね。 痛みっていうものは一般的にはマイナス面のものなので、消えた方がいいと思うのが普通ですよね。でも藤くんはあえて痛みはずっと消えないから大丈夫だと訳のわからないことを言ってるんです 笑 でも藤原さんはそんな意味のわからない言葉を大事な歌詞に託すような男ではありません 笑。この歌詞はつまり、過去の悲しい記憶を忘れてしまったとしても、その思い出の価値はしっかりと自分の中に刻まれていてずっとあなたを支えてるよ！って優しく伝えているんじゃかいかと思いました。 そして最後のになんと言っても外せない僕の大好きなフレーズを紹介します。 それは最後の方に出てくる「◯×△どれかなんて　皆と比べてどうかなんて 確かめる間も無い程　生きるのは最高だ」ここです。特に生きるのは最高だっていうところです。ここで中途半端に、素晴らしいとか素敵だとかじゃなくて、最上級の最高って言葉を使ってるところがすごく好きです。 やっぱりいろいろひっくるめても生きるのは最高なんです。しかし僕達は人間なのでどうしても落ち込んでしまうときもあります。でもだからこそ人間だし、そこに価値もあると思うんです。落ち込んだあとは必ず良いことが待ってます。そんなときに、生きるのは最高だ！！って心から思える瞬間がちょっとでも多い人生にしたいなって思ってます！