【台本】白の思い出 とある人物【私】視点
読み手:お名前 台本:雲
【台本】白の思い出 とある人物【私】視点
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君から連絡を受けたのは、雪が降りやまぬ季節だった。
「後数日したら消えてしまう。」
背景の雪と同化したかの様な肌は、人を感じなくなっていた。
あぁ、そうか。これは現実なのだ。
君は消えてしまう。
痛くも感じてしまった。
外に出れば、君の人を感じなくなった。黒い神様が眼前を通りすぎた。
だが、それでも幸せだった。
神が眼前を通りすぎようと、人を感じなくとも
君の手は私の手の中にあって、温もりを感じた。幸福を感じた。
いつしか、君は管に繋がれていた。
冷え細った手を包み
小さな窓から君と眺める景色だけが唯一幸せだった。
私たちのの涙は増えていった。
私たちの笑顔は増えていった。
君が息する時間は減っていった。
君は雪のように儚く消えてしまった
この世から溶けていった。
窓の向こうで降る白のように
白く美しかったのを覚えている。
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中島美嘉さん 雪の華をモチーフにしました。
一人称口調変更、台詞カットご自由に!
※一人称変更の際は、曲名にあります【】を変更してください。
【私】視点のお話、後々君視点も作ろうかなと考えています。
君が消えてしまう。私はどうしたいのかどうするのか。
誰かのために何かを したいと思えるのが
愛ということを知った。
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