【とある少女の記憶】(声劇台本)
絃
【とある少女の記憶】(声劇台本)
- 101
- 7
- 0
これは、私の創作キャラクターのセリフとなります。
性別不詳な雰囲気で。
使う際は拍手かコメントをお願いします。
聞きに行きますので!
以下、台本↓
……
昔昔の話をしようか、なんてね。
昔の話だ、不思議なものの話だ、私に入れ込み私を使っていたモノの話。
彼は、私の中にいた。
私の中に、腕に、拳に。
いつもとある一瞬だけ、
彼は私に力を与え、私の意識を消した
次の瞬間には、大の男の腕が捻りあげられていた。
そんなある日私は自分の宝物を捨てた。
因果のある、思い入れのある物全て。
そして次の日、私は酷く無力になった。
あの力が抜けていく、手から、今まで使った力が、全て。
指先から全て抜ける、無くしていく、からりと。
不思議な程私の力は失われていった。
そう、彼は私の中から消えた。
もう二度と、この身体に入らぬよう、
……私はそう願う。
愛しき誰かを傷つけぬように、そう願う。
(ひとりとにひき より。絃歌の独白)
#一人声劇 #声劇台本 #創作 #絃 #拍手返します
Comment
No Comments Yet.