出づる月、招宴の唄
歌仙兼定(翠琴)燭台切光忠(彼方愛音)鶴丸国永(刹那)三日月宗近(諌宮)
出づる月、招宴の唄
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#百花合
厳かな前奏に三日月の静かな歌声が重なる。うっとりと聞き惚れていると、何処にどう仕込んだのか、突然煙が噴き出し、射出音と共に鶴丸、燭台切、歌仙が舞台に現れた。軽快なものに変わった伴奏に乗せ歌う彼らの手からは、燭台切と歌仙の手製だろう菓子を掌大に包装したものが、客席へ向けて投げられる。
「どうだい?驚いたろ?」
「はっはっは、良きかな。」
「菓子は良ければ召し上がってくれ。」
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