あなたに呼ばれた初めての「名前」

台本屋はる

自己投影の刀剣乱夢台本です。(　)の中身はお好きな名前、台詞に変更してください。男士を変えるのもOKです。鶴丸さんをずっと愛してる～！！ 好きな人に名前を呼ばれることが、私の夢でした。ですが審神者となった今、それは叶わぬ夢だと悟りました。しかし私は往生際が悪く、身のほど知らずと知りながら、神様に自分の夢を……同時に、夢との別れを押し付けました。神様が決めた呼び名で私を呼んでもらい、私の中の憧れの感情をすり替える。そしていつか、私の本当の名前を見つけてもらえたら。そんな身勝手な願いを、彼は叶えてくれたのです。 (とある少女の日記より) ↓ここから台本 *********** ************* ************* 鶴「よっ、鶴丸国永だ。俺みたいのが突然来て驚いたか？」 審「はじめまして、鶴丸国永様。私はこの本丸の審神者です。どうか私のことはお好きな名前でお呼びください」 鶴「あ……は、はぁ？君、会って早々何をいきなりトンチキなことを言ってるんだ？」 審「えっと……物好きな女の戯れと思ってください。私の漢字は、(　遥(はるか)　)。(　遠く離れた地などを指す、遥です　)。読みは先程申し上げた(はるか)だけでなく、(あや、すみ、みち)…色々あります。どうぞ、お好きな名を」 鶴「…こりゃ驚いた。随分と変わった主様だ。それじゃあ……(はる)、と呼ばせてもらおうか」 審「……！　えっと、何故……」 鶴「…？　何故も何も、何となくだが……どうかしたのか？」 審「あ……い、いえ。これからよろしくお願いします。鶴丸さん」 審『あなたが告げてくれた私の呼び名は、誰も知らない私の真名に一番近い呼び方でした』 (↑モノローグなのでエコー加工を) ************* ************* #四ノ宮りゐオリジナル　#刀剣乱夢 #声劇台本 #改変大歓迎 #鶴さに