午前二時 踏切に
望遠鏡を担いでった
ベルトに結んだラジオ
雨は降らないらしい
二分後に君が来た
大袈裟な荷物しょって来た
始めようか 天体観測 ほうき星を探して
深い闇に飲まれないように 精一杯だった
君の震える手を 握ろうとした あの日は
見えないモノを見ようとして
望遠鏡を覗き込んだ
静寂を切り裂いて
いくつも声が生まれたよ
明日が僕らを呼んだって
返事もろくにしなかった
「イマ」という ほうき星
君と二人追いかけていた
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