ヨクトはとうとう気が触れたみたいだ
神経症的な陽光の断絶
ポリ袋の夜明けは半ば難破船
社会生活の規律に座礁する
陰口 ため口 鬱憤の捌け口 派遣 日払い 夢 労働 労働
プライドも希望もガラ袋につめた
ゴミを漁るカラスが夕日に飛んだ
抜け出せない日々の泥沼に
片足突っ込んで もう全部諦めた
夢は必ず叶うからって夢を叶えた人達が
臆面もなく歌うから
僕らの居場所はなくなった
ヨクトは散々失った 人としての最小単位だ
カビ臭い部屋に寝転んで
世界が終わるのを夢想する
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