【一人声劇】刻限は刻一刻と
貴方のお名前
【一人声劇】刻限は刻一刻と
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#朗読劇 #一人声劇 #男 #男性 #女 #女性 #夜台本
高く、どこまでも高く、果てしなく続くこの空に
(彼/彼女)は今どうしているのだろうかと想いを馳せる
「夢が叶う」と、眩しいばかりの笑顔で話す(君/お前/貴方)に
(僕/私/俺)はただ頷きの返事をするしかできなかったことが、いつまでも小さなシコリとして胸にすみついている
それが何を意味するかは、未だに分からない
風の噂で、(彼/彼女)はゆっくりと、着実に、前へ進んでいると聞いた
対して自分はどうだろう
あの頃より成長できているのだろうか
決めるのは自身。だからこそ、だろうか
胸を張って今、(彼/彼女)に会えるか不安で仕方ない
だというのに、もうすぐ(彼/彼女)は故郷へ──(僕/私/俺)のもとへ帰ってくる
一体どんな顔をして会えば良いのだろう
そんなこと、ここにいた頃は気にもしなかったのに……
遠くで電車の音が聞こえる
時間を見ればまもなく到着する頃合いだった
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アドリブ、セリフ改変等ご自由にお使いください
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