【声劇】家族探し【台本】

あこ

＊このサウンドにはノイズ音が多く使われております、ノイズ音が苦手な方や不快な方は、ご視聴の際にはお気をつけ下さい ─────────────────────── 始まりの音は静かだった、だが、やけに耳に纏(まと)わり付く (ノイズ音と重ねて) 『行方不明者は増える一方です。どうか夜の外出にはお気をつけ下さい』 「あの、すみません、あぁ！よかった！実はこの子の親を探してるんですが、知りませんか？」 怪しむ女性は悩む素振りもなく、ただ一言「(ノイズ音1分頃重ねて)知らない」と首を振った 「そうですよね、すみません、こんな物騒な時に……そうだ、奥さん、夜の外出にはお気をつけ下さいね」 「では、失礼します」 (足音) 「どうだい？欲しい人は見つかった？」 「………(ノイズ音)」 「理想に合わなかった人には目印を付けておいたよ」 「………(ノイズ音)」 「そうか、じゃあ、ここでの家族探しは終わりだね」 「………(ノイズ音)」 「さぁ…次の街に行こうか」 「今度は理想の家族が見つかるといいね」 (ノイズ音と重ねて) 『行方不明者には何故、烙印だけが刻まれたのでしょうか』 #台本 #六条睡の台本 #拍手返します 雰囲気好きだわぁ