【声劇】空色バルーン
オランジェットカフェ
【声劇】空色バルーン
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ーー風船は空を舞う。
いつか、割れてしまうまで。
声劇ユニット
オランジェットカフェです🍊☕️
毎月いろいろな声劇を投稿していきます!
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どうぞよろしくお願いします。
*…*…*…*…*
一条 千花(いちじょう せんか):
…前世の記憶を持つ少女。ぼんやりとした性格で、閉所恐怖症。自分の命に対し投げやりなところがある。
センカ:(千花と兼役)
…千花の前世。一国の姫であったが敵国に捕まり、自決も許されず牢獄の中で衰弱死した。
仁科 風李(にしな ふうり):
…千花の幼馴染。優しく朗らかな性格で、幼い頃から千花に想いを寄せている。
苗字決めたけど出せなかった。
*…*…*…*…*
センカ:
ーー命はね。風船みたいなものなんだよーー
風李:
「あー! 千花、またこんな所にいた!」
千花:
「残念。見つかっちゃったか」
風李:
「そりゃね、僕が何年おまえの幼馴染やってると思ってるのさ」
千花:
「ふふ、それもそっか」
風李:
「そーだよ。ほら、家に入ろ?」
千花:
「うん。ごめん、ちょっとだけ先に帰っててくれる?」
風李:
「うん、分かった」
センカ:
ーーわたし……一条千花には、前世の記憶がある。
千花:
「離して!!」
風李:
「落ち着いてよ千花、どうしちゃったの!?」
千花:
「嫌、ここから出して、閉じ込めないで…!!」
風李:
「千花!!!」
センカ:
……命を捨てることも許されなかった。有り触れた、囚われのお姫様の記憶。
風李:
「千花が死んじゃいたいって言うなら、僕はそれを止められない」
センカ:
ーー割れないように、大事に閉じ込められた風船は、空の色だって知らないまま萎んでいく。
風李:
「それでも僕は、千花に生きててほしい」
センカ:
ーー青い空を飛んでいって、どこかにぶつかって割れちゃう方がずっと良い……!
二人:
『空色バルーン』
千花:
『2018年11月、公開』
風李:
(それでも。君が割れてしまわないように、空を見上げてるくらいは、許してくれますか)
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