言葉を失った僕に光はなくなった。
こんなにもあの言葉を自ら欲するとは思いもしなかった。
思えば幼少の頃より呪いの様にまとわりついていた。いつからだっただろう。
その言葉に、慣れていなかったか。
その言葉の、味気を忘れていなかったか。
そうだ、僕には数え切れない罪業がある。
記憶の片隅に置くだけの感傷にしてはいけない人達がいる。
他人からどう揶揄されようったって構わない。
そこまで考えると、僕の喉は自然に言葉を放った。
「死にたい」
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2commnets
- Siro
- ななし*🐈️泣いてますよね🐈??笑 Cメロかっこいいですね♪