かなうもの。
あなたのお名前
かなうもの。
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とある街角。
人も減り、うら寂しさの漂う商店街の端に不思議な雰囲気の漂う古道具屋がありました。
古びてはいるけれど漂うその魅力に、どこからともなく人々は吸い寄せられ、その扉を開くのです…
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…おやおや、お客さん。
いらっしゃい。
今日は何をお探しかな?
いや、探し物というよりどうやら迷っているようじゃな。
まぁ、かけてかけて。
ほら、紅茶あったまるよ。
…さて…っと、待ちなさいな。
言わなくても何となくわかるんじゃ。
何かお悩みがありそうな顔をしておる。
あぁ、話さなくて構わんさ。
お前さんの問題だ、と顔に書いてあるじゃないか。
そんなもの無理して聞こうなんて野暮なことは思わんよ。
ただ、ここで出会ったのも何かの縁じゃろう。
ひとつ、いいものをあげようじゃないか。
…え?お代?
構わんさ。
わしが持っていても何にもならんからな。
お前さんのような人が持っていた方がきっと何かの役に立つ。
好きに使ってくれりゃいいし、いらなければ捨てても構わんさ。
ほれ、持っていきな。
はいはい、じゃあね、毎度あり。
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何をもらったのかはご想像におまかせ。
おじいさんorおばあさん設定で書いてますが、そこらへんはお気になさらず。
口調、一人称等、
内容が変わらない程度の改変はどうぞ。
#声劇 #セリフ #台本 #1人声劇 #コラボフリー #めいめいの声劇シリーズ
Comment
1commnets
- 🐩わんわ🐕台本読まさせて頂きました。 ありがとうございます。