【声劇台本】焚火
○:●: BGM:NARUTO疾風伝 DTM:うた 台本:明烏
【声劇台本】焚火
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○「とどめを刺さなかったな」
炎を見つめる背はまだ、いくらか幼く頼りない。
●「師匠…、俺、駄目だった。
あいつら 仇、なのに…」
○行軍に加えてくれとせがまれ 戦い方を仕込んできた。師匠などと勝手に呼び慕ってくるこの若者に情が湧き、今はそれと同じだけ 目の前から消えて欲しいと感じている。
●「目が、合ったんだ。俺と同じくらいに見えた。
死にたくない 助けてくれって、震えて…!」
○人としての温み。
美徳だろうが、戦場では邪魔なだけだ。
●「強くなりたいのに、
いつか、師匠のような英雄になって」
○「まやかしだ」
●「でも、皆が言ってる!師匠は
敵にも恐れられる戦場の英雄だと」
○「戦場には死人と、正気を失った者しかいない」
●「…俺はまだ、正気 なのかな」
○問うな、何も。手を汚し、血にまみれろ。
そうして消える温みならば無用のものだ。
足元の小枝を拾いあげ、罪悪感とともに火に焚べた。
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1commnets
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