【二人声劇】死に帰りのリバージュ
波十「」×瑠菜『』
【二人声劇】死に帰りのリバージュ
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波十(はと)
瑠菜(るな)
─台本────
波十:いつかくる死を、僕らは間近に感じていた
瑠菜:手を取り合って、役目を終えたように
波十:瑠菜、行くぞ
瑠菜:んー、あと少しだけ
波十:馬鹿、お役目の時間だ
瑠菜:波十だけで言ってよ~
波十:俺だけじゃ無理だよ、ほら、行くぞ
瑠菜:分かった。行けばいいんでしょ~
波十:瑠菜、後ろ
瑠菜:わわっ!
波十:ほら左
瑠菜:もー!!
波十:無茶するなよ
瑠菜:んもぅ、ぱぱっと終わらせてゆっくりしたいのに
波十:瑠菜!
瑠菜:え?
波十:ごめん、瑠菜
瑠菜:謝ることじゃないよ。悪いの、私だし
波十:でも…
瑠菜:死ぬのも同じなんて笑っちゃうね
波十:そう、だな
瑠菜:音なく散る。役目を全うして
波十:散る、はずだった
瑠菜:どうして? 私たち、死んだんじゃ!
波十:俺だけでいい。もう瑠菜は、来なくていい
瑠菜:一人じゃ無理だよ!
波十:もう死んで…ほしくないんだよ
瑠菜:でも波十にあの痛みをもう、味わってほしくない。だから私も行くよ
波十:死に帰りのリバージュ 5月3日公開
瑠菜:さようなら、波十。私は先に逝くよ
─fin──
─あらすじ──
ある日目を覚ますと、無人の街、東京だった。他県への境界線には防壁が建ち、越えることはできない。
そんな中、無人の各々の県で目を覚ました男女二人に使命が下された。
毎日現れる怪物との死闘。しかし、東京で目覚めた波十と瑠菜は、死んでしまう。
そして、また、目を覚ました場所より、目を覚ます。
戦いの繰り返し、謎の不死身能力。己の死を何度も味わう痛み。
それは二人を壊していくなか、瑠菜は波十を守るため、才能を開花させる────
─登場人物─
波十…無人の東京で目を覚ました青年。
瑠菜との戦いの中、なんども死んで、生き返りながら、瑠菜を護るべく戦い続ける。そんな中、なんども貫かれる死の痛覚に耐えかね、精神が死んでしまうことにより、目を覚まさなくなる。
瑠菜…無人の東京で目を覚ました少女。
戦いの中で一度死に、精神的に辛くなってしまう。そんな中、波十が目覚めなくなってしまったことにより、戦闘に、もう一度挑むことになる。
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