【二人声劇】ゆうじょうが壊れるまで【台本】

「」×『』

「オトコとオンナのゆうじょうって、続くと思う？」 『続くんじゃない？』 「そうかな」 『だったらわたしたちの関係って一体なに？』 「とも、だち」 『なんで口ごもったの』 「…ともだちの定義ってなんだろうな」 『フラれたわたしを慰める会として、居酒屋でビール飲むことじゃないの』 「はは、そうかぁ」 『なに？3年も付き合った彼氏にフラれた哀れなわたしのこと、 好きにでもなった？』 「どうなんだろう」 『そうだよね、どうなんだろう…って、へ……え？』 「最近、おまえが笑うとこっちまで嬉しくなる」 『…あの、なに言って』 「凹んでると慰めたくなるし、 会える日はやたらとソワソワして」 『待って待って待って』 「でもそれがぜんぜん不快じゃない むしろ心地いい これってさ、なんだと思う？」 『えっと、それは…』 「俺はオトコとオンナのゆうじょうは、続かないんじゃないかと思うわけ だから、ともだちっていうやっすい名前の関係、 今日で終わりにしない？」 『！』 「なんてな、 返事はいつでもいい 俺は3年待ったから、あと少しくらい待てる あと少しだけ、ともだちでいてやるよ」 じわじわと胸にこみあげてくるのは決してビールの炭酸なんかじゃなくて もっと熱くて、こそばゆくて、心地よいそれで ゆうじょうが壊れるまで、あと―― わたしはオトコとオンナの友情、続かない派です。 みなさんはどうですか？ コラボ、お待ちしております。よろしくお願いします。 使用する際は一言コメントいただけると幸いです。 #声劇 #台本 #2人声劇 #掛け合い #mitagraph 環境音 ポケットサウンドより