私に映る世界

作曲・演奏:こて様×文章・朗読:kaeru

久しぶりに朗読台本を書きました。 こてさんにコラボのご相談をしたら、 言葉にしなかった部分まで音楽で表現してくださいました。 少しネガティブな台本ですが、 あの頃の気持ちがあるから、今、バランスを取っていろんな事を感じることができるのだと思っています。 こてさん、素敵な演奏をありがとうございました。 ////////////////////////////// 四角が苦手です　 長いまっすぐな廊下が苦手です 角を曲がって長くのびる廊下に踏み出すと 心がざわざわします 平衡感覚がなくなる感じ いつから？ たぶん学校かな… 学校生活は楽しかった 楽しかったはずなのに あの箱の中に閉じ込められる感じがどうしても嫌だった 学校という名の灰色の箱の中で 自分が分からなくて 進みたい道がわからなくて悩んだ日々 なんだかすごく生きるのが下手な気がしてもがていた自分 四角い空間や長い廊下は たぶんあの頃の不安な気持ちを思わせる 閉じ込められたように感じるのも 果てしなく感じるのも私の心の持ちようで 本当はそんなことないのかもしれない 四角い箱の外に一歩ふみだしてしまえばどこまでも広さを自由を感じられるのかもしれない 夜空の満月を見つめながら そんなことを思う夜 ////////////////////////////// これまでのこてさんとの朗読コラボ 「空を見上げて」 https://nana-music.com/sounds/01b1971e/ 「記憶の入口」 https://nana-music.com/sounds/01c277ed/ ｢今日が始まる｣ https://nana-music.com/sounds/024b0b7e/