台本「崩れ行く檻の中で」
台本 神夜 市之()×辰正()
台本「崩れ行く檻の中で」
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台本を借りる場合やコラボする際はコメントをするよう周知してください
〇代宗時 市之(だいそうじ しの)
◎代宗時 辰正(だいそうじ ときまさ)
〇とうとう、ここまで圧されて(おされて)しまったか…。市之
◎はい。
〇お前はここを去れ
◎…何故ですか
〇この城も最後の砦。よもや後には退けぬ。私もここが年貢の納め時よ…故に…
◎故に私を逃がそうと?考えが浅はかです
〇何…?
◎私は、代宗時辰正の妻。他ならぬ者ではない。そんな私が、尻尾を巻いて逃げたなど一生の恥です!
〇市之!私はお前のためを思って…!
◎私を思い、考えなさるなら尚更のこと!そのような言葉は聞きとうございませぬ!
〇…っ!!
◎私は、辰正さまの妻になれ…幸せでございます。何故なら、ここまで私のことを考えてくださるのですから…
〇…不敬な発言、すまなかったな。ならば問おう。市之
◎…はい
〇最後まで私と共に居てくれるか?
◎生きとし生ける最後まで…この身は貴方と共に。
〇……愛している。市之
◎愛しております。辰正さま
Comment
3commnets
- CORNIXコラボ先にて台本を読ませていただきます。
- ゆう兄@雨音さんとコラボさせていただきました。いつも素敵な世界観をありがとうございます。
- ねこねこコラボ先にて台本お借りしました。