人と妖の……

妖◯(みんこ)×☆童子(むひ)

間が空いたので説明すると、1話ごとにみんみんとむひで交互に台本を書き合う企画なんですね。今回はみんみんの台本になります！ 【 これまで 】 何千という年月を生きる妖が、人の身でありながら好意を寄せる童子に、情も移ろい出した頃だった。 脆い身でありながら敵から妖を守ろうと、重症を負った童子。 妖は人の子、童子を助ける為、人と妖の間で禁忌とされる術をかける決心をした。 妖○ 人(童子)✩ 台詞 ○なんてばかなことを… あれは妾の天敵、陰陽師の式じゃ！人の身であれを受ければ命はもたぬぞ。だが童子よ、死ぬこともゆるさぬ。 ✩ふふ……。お狐様が僕を抱いて…くれて…る。得…しちゃいました。……だから…泣かないで……。。。 ○[ああ、妾は何を血迷うておるのか。このような人の子を相手に情に絆(ほだ)され、今童子諸共地獄へと進もうとしている。しかしもうこれ以上恋しい人間を失くすのは辛い…] 何をこんな時に！(涙声) 童子よ、安心おしや。お前をこのまま死なせたりはせぬよのう。今助けてやるからそのまま目を閉じておき。 ○……… ○童子ナレーション こうして妖は、息も絶えよう童子の身体に降り積もりつつある雪を溶かのように、そっと、そっと唇を重ねた。 だがそれは、童子の命を自らの身体(からだ)に取り込む術(すべ)。 己の身体が朽ちるその時まで、屍人(しびと)となった人間を使役する、妖にとっても禁忌とされだ術(じゅつ)であることを童子が知るのは、またこの先の話である。 一話 https://nana-music.com/sounds/021c7092/ 二話 https://nana-music.com/sounds/0220555e/ 三話 https://nana-music.com/sounds/02ed50b6/ #声劇 #声劇コラボ #掛け合い #誰でもコラボ #和風 #SF #SF声劇 #和風声劇 #妖 #妖怪 #感動