登場人物一覧、応募用台詞
とても長いです。
登場人物一覧、応募用台詞
- 1752
- 46
- 0
[リンドセイ側]
・緒方 優星(おがた ゆうせい) 18歳
この冬魔術学校を卒業したばかりの歳若い魔術師。落ちこぼれで、落第スレスレの成績で卒業したが、実は「大気中の魔力の流れが分かる」という他にない才能を持つ。が、皆からは信じてもらえずいじめられていた。常に自信なさげだが、やる時はやる。鈍感故にひなたからの好意には気付いていない。
「なんか、ここら辺いつもと違うんだよな……え、嘘だろ! ま、魔力壁(へき)に歪みが!? もしかして、これって大変なことなんじゃ……」
「ぼ、僕なんかが王様の手助けを? 大丈夫かなぁ……いや無理でしょ」
「やめろ、バカなことするなって! ああもう……なんで通じないんだよ! 僕はお前に恨みを持ってるわけじゃない、ただ話を聞きたいだけなんだって!」(誰かを止めようとして必死に)」
「僕は魔法の力を信じている! だからお前らなんかに負けないんだ!(強い決意)」
声のイメージ:普段は弱々しいが、覚悟を決めた時は芯の通った少年ボイス。
・佐々 ひなた(さっさ ひなた) 女 18歳
魔術学校での優星の同級生で、成績は上の下くらいのそこそこ優等生。優星の能力をほとんど唯一信じる人間。彼にほのかな恋心を抱いている。炎と水という二つの属性魔法を融合させて扱える珍しい人間の一人だが、水を温めて温水をつくるくらいしか使い道がない。被害妄想が激しいタイプ。
声のイメージ:いわゆるロリボだが、わざとらしすぎないかわいさ。
「他の人に見えないものが見えるって、すごいことだと思うけどなぁ。わたしは信じるよ? なんでみんなわかってくれないんだろうね?」
「お、お風呂魔法とか言わないでください、先輩っ! うぅ……あの人も絶対、優星のこと狙ってるんだ……(噛み付くように、その後落ち込んで)」
「わたしもついていくわ。優星を一人にはしておけないものね! 連れていけば、いつでもどこでもお風呂に入れるわよ!」
・片桐 朔(かたぎり さく) 男 12歳
優星と同期で魔術学校を飛び級で卒業し、王の側近の一人となった天才少年。かなりの自信家で、自分でも「天才」と自負している。負けず嫌いで、落ちこぼれにもかかわらず王に取り立てられた優星を目の敵にしている。
声のイメージ:はきはきした少年ボイスで、かなり高め。語尾に勢いがある。
「ボクはてぇんさいだからね、こんなに複雑な魔法の制御もちょちょいのちょいなんだ!」
「なんでキミが王様に取り立てられるわけ! 意味わかんない! ボクは絶対、キミを認めないからな!」
「へっへっへ、恐れ入ったか! 朔サマの前にひれ伏したまえ!(自慢げに)」
「うるさい……っ! ボクがどんな思想を持とうと、誰に従おうと! キミたちには関係ないだろ!? いいからほっとけっての、そうしないと……!(切羽詰まった叫び声)」
・藤堂 雅(とうどう みやび) 女 20歳
優星達の先輩魔術師。朔が現れるまでは天才の名をほしいままにしており、王の近衛魔術師として学校卒業後すぐに仕官していた。読唇術や変装術などに長けており、しようと思えば諜報活動も出来る優秀な人間。腹違いの弟がいたが、死んだらしい。
声のイメージ:大人っぽく、気さくな女性の声
「あら、後輩くんたち? 私は藤堂雅。どうぞ気軽に雅さんって呼んで頂戴ね(微笑みつつ)」
「私はとても貧しい家庭に生まれ育ったの。それでも学校に通わせてくれて、今こうやって暮らしていられる……。少しでも、恩返しをしたいのよ」
「ええと……わ・か・り・ま・し・た・ぐ・れ・す・な・さ・ん……ぐ、グレスナーってもしかして……!?(読唇術を行い、何かに気付いた様子で)」
「おかしいとは思ってたのよ……魔法を知らない人間が、こうも簡単に魔力壁(へき)に穴を開けられるはずがない。だって王の命を削ったものと言っても過言ではないのよ?」
・鷲尾 雄輔(わしお ゆうすけ) 男 34歳
リンドセイの王。おおよそ王様らしくない柔和な人柄で、史上最高の賢王と名高いが、魔法の使いすぎで若くして身体がボロボロ。国全体を囲む、害意ある者を弾く魔力壁を張っていたが、それの維持すらも限界になっていた。
声のイメージ:優しげで包容力のある大人な男性。責任感を感じられるとなお良し。
「まあまあ、通してあげなさい。どうした、少年。酷く青ざめた顔をして、君のような若い子がそのような……な、なんだって!?(声を裏返らせて)」
「ははは、私の身体はもう限界なのだよ……皆、それを知らずに、賢王などともてはやしてくれるがね。抱えこみすぎだとわかってはいるのだが、期待には応えたくなってしまう(苦笑しながら)」
「我が国の西には小国がいくつもある。何としてでも、ここで食い止めなければならない。それが私達の、いや私の、最後の使命だ(真剣に)」
[カントC2側]
・グレスナー・カント 男 37歳
行政当局の最高権力者で、実質カントC2の統治者。自らを「王」と名乗り、その名で呼ぶことを強制している。侵略行為をする自分に心酔している。
声のイメージ:低く威厳のある、地を這うような声。
「忘れたか? 私こそがこの国の王であり、従わぬ者には死、あるのみということを」
「あの地を征服し、魔法の力を我がものにした暁には、カントC2は最強の国家となる。そなたには多大な報酬が約束されよう。感謝するぞ」
「ウィーテス! 属国出身のお前を取り立ててやったのは誰だと思ってる! くそっ、この裏切り者が……っ!(激しい怒り)」
「そなたらは私に忠誠を誓っているのであろう? 良いから私の囮になれ! 私の代わりに死ねと言っているんだ!!(良いから〜で豹変して)」
・リーゼロッテ・イェスタ 女 15歳
王専属の料理人の少女。勘が鋭く、この国の統治が何かおかしいと勘付いているが、絶対にそんなことは口に出せないでいる。無口だが自分の感情はしっかり出す方。
声のイメージ:落ち着いているが幼さの残る少女の声。
「王は、侵略のことばかり考えて、大切なことを見失ってる」
「囚人にだって、美味しいご飯を食べる権利はあるでしょう?」
「こんなのって、おかしいよ……なんで、人の命を奪わなきゃいけないの? あたしは、自分の料理で、みんなを笑顔にしたかったのに……(半分泣きながら)」
「決めました。あたしは、あなたに従います。もうこんなこと、我慢出来ない」
・ネロ
王に仕える忠実な暗殺者、兼護衛。性別、年齢など何もかもが謎に包まれており、仮面の下の素顔は王しか知らないと言われている。王以外には慇懃無礼な態度を取る。
声のイメージ:極めて中性的で平坦な声。
「私は何者でもない。私は王の手足であり捨て駒。王の命令に従うことが、私の喜び」
「情けをかけたのではない。王の為だ。私に人の心というものは存在しない。全てを捨てた私の覚悟を、貴方は疑うと言うのか?」
「口を閉じて頂こうか。先程から叛逆者特有の異臭がするものでな」
・キバ(稀刄) 13歳
幼い頃リンドセイからカントC2へ続く道へ捨てられていたところを、たまたま通りがかったネロに拾われ、洗脳紛いの教育を受けたマッドサイエンティスト。ネロと王に絶対の忠誠を誓っている。年齢にしてはかなり大人びており、ほとんど感情を表に出さない。リンドセイにいた頃の下の名前とその漢字だけは覚えていたが、そのままだと浮く為にカントC2風に改名した。
声のイメージ:幼さを感じさせない、ひどく大人びた声、淡々と。
「ぼくはリンドセイを憎んでる。ぼくを捨てたあの国を絶対に許さない。このぼくがじきじきに調合した薬品で、全てを破壊してやるよ」
「今更分かったところでどうなる? 残念ながら、ぼくはあなたのこと、覚えてないんだよ。ぼくは天涯孤独。喪うものはもう何もない」
「ああ、もちろん全部分かってるよ。重々承知済み、ってやつ」
「これが、感謝……か。だったら、ぼくがすべきことはただひとつ……!(わずかに声を荒らげ)」
・サスペクト・グローザ 男 19歳
科学を盲信する行政当局と治安局の横暴に疑問を抱いている心理学者。医術の心得がある。治安局から目を付けられており、一箇所に留まらず身を隠しながら生活している。
※主催が担当させて頂きます。
「——生まれつき籠の中にいた鳥は、外へ飛び出そうとは思わない。こういうのをマインドセットっていうんだっけ? まさに僕達のことだよ。科学は本当に恩恵ばかりの有り難い代物なのか?」
「そんなことだろうと思っていたよ。大体、常に中立的な立場のあいつが、あんなことで恐れるはずがないからね。あれはただの趣味ってことだ」
「っ、僕は君達治安局が大嫌いだ! 君達は現実を見ない。科学を、いや科学を盲信する王を盲信して! 国民を洗脳してるだろう!」
・トラスト・アンニウム 男 20歳
治安局員。局内での地位は上の方。サスペクトとは幼馴染だったが、ある日を境に仲違いして以降は一切の関わりを持っていなかった。本性は荒々しいが、普段は淡々と任務を行っている。
サスペクトとの絡みが多いです。
声のイメージ:低く凄みがある。
「治安維持法第17条第4則に定められた治安局員の権限において、貴様を捕縛する。……良いから大人しくしろ」
「これは電子銃。横のツマミを回すことで出力を調整し、麻痺から殺害までを思うままに行うことが出来る」
「俺だって、貴様のことは反吐が出る程嫌いだ、このクソ心理学者!」
「っはは、俺は間違ってないよなぁ? 王に従うことが正しいと、そう信じてきた……今更、変えられるかよっ!!」
・ウィーテス・ホージョー 男 25歳
行政当局副責任者。若くしてかなり高い権力を持つ人間だが、仕事をせずふらふらと放浪している為怠け者扱いされている。カントC2の属国、旧ヴェーダ王国(現在はヴェーダ自治領)の出身で、元は船乗りだった故に根は陽気で適当。
声のイメージ:はっきりと尖った、やや低めの声。
「書類整理の仕事? ああ、お前が勝手にやっといてくれ。オレはちょっと……散歩してくる」
「こんなことをしている理由、ね。守りたいから……かな。オレに縁が深い、あの美しい国を」
「あっれぇ、もしかしてオレのこと信じちゃった?」
「黙れ! オレたちの港を取り壊して、たくさんの人の笑顔を奪っておいて何が王だ! ふざけるなよ……オレは誓ったんだ! てめえをこの腐った国ごとぶっ潰してやるってな!」
・ランタナ・ダウメン 女 30歳
治安局長。グレスナーを唯一名前で呼べる立場にあり、彼不在の時は彼女が代わりに君主となって国を治めている。血も涙もない人間として恐れられている。リンドセイ侵攻の指揮を取っており、何も知らない国民達を科学の力でねじ伏せるのを楽しみにしている狂った人間。
声のイメージ:低めのきつい女声。
「グレスナー。あいつには気を付けた方が良い。先日も私達のことを嗅ぎまわっていたぞ」
「ランタナなんて美しくてかわいい名前は、私には到底似合わないね。もっと荒々しい名前をつけて欲しかったものだよ」
「はぁ? 何言ってんの、あんた。奴隷にするに決まってるでしょ。ああ、科学を知らない土民どもにはわからないのか、強制力って概念が」
「さぁグズども、まずはこの電磁砲を受けてみろよ……! そしてひれ伏すが良いさ!(狂ったように笑んで)」
・ジラーニイ・プルエヴァ 男 14歳
治安局の下っ端で、主に捕らえた反乱分子の拷問を担当している。カントC2の事情はよくわかっていないが、死をとにかく恐れており、後悔だけはしないようにして生きたいと願っている。良くも悪くも幼く純粋で優しい心を持つ為、不用意な発言をすることも多いが全くの無意識であり、身内であることも相まって治安局からはノーマーク。
声のイメージ:少しハスキーな、声変わりしかけの少年声
「王があんなに魔法に執着する理由が、自分には分かんねーな。科学で十分だろーに」
「なぁあんた……なんで吐かないんだ? あんたが言ってくれないと自分もやめられないし、あんたも苦しいだけだろ?」
「そう言ったって姉ちゃん、こいつだって自分らと同じ見た目だぜ? ……かわいそうだろ」
「い、いやだ、このままじゃ死にたくない! 後悔だけはしたくねー、こわいんだ……まだなにもやってないんだ! たすけてくれっ!」
・エルマーナ・プルエヴァ 女 17歳
ジラーニイの姉で、同じく治安局員。口うるさく、弟をいつも注意しているが、本人もそれほどしっかりした人間ではなく、囚人の目の前で忘れ物に気付き慌てて取りに戻るなどの行動は日常のものと化している。弟が大好きで、ジルと呼んでいる。
声のイメージ:うるささが伝わってくるような、元気な少女ボイス。
「ジル! あんた、また囚人に情けかけてるの?(お小言を始め)」
「何度言ったらわかるの!? こいつらは反乱分子だ、人間だと思うなって、ランタナ様が言ってたじゃない!」
「今度こそ吐いてもらうわよ〜、って、ああっ! 寝癖直してくるの忘れてた! ちょ、ちょっと待ってなさいね! くれぐれも大人しくしてること!」
「お願い! ジルを助けて! お礼は、な、なんでもする……から……!(必死に)」
・ヴェロス・ソラニテ 男 19歳
二年前に反乱分子として投獄された囚人。サスペクトらの反対を押し切ってたった一人で王の暗殺を企てた。一度決めたら後は決して曲がらず、止まるまで突っ走り続ける姿はまるで矢のようだと評されたが、目立った為に治安局に取り押さえられてしまった。常に鎖で繋がれている右足はもう感覚を失っている。
プルエヴァ姉弟との絡みがメインです。
声のイメージ:冷たく突き放すような声だが、子供には一転して優しく
「てめえに話すことは何もねえ。二年前のこと、俺は忘れた訳じゃねえからな。分かったらとっとと失せろ」
「なんだありゃ。全く、こっちまで毒気を抜かれちまうぜ」
「そりゃあ……俺にだって、譲れないものってのがあんだよ。少年、お前にはねえのか? 信念とか、そういうのはよ(苦笑しつつも優しい調子で)」
「ったた、くそ、あの忌々しい拘束の所為で右足が……だが、俺の本気を舐めるなよ! 俺はヴェロス・ソラニテ! 決して曲がらぬ矢と呼ばれた男だぁあ!!(顔をゆがめながら吠えて)」
・アウリィ=アンゲルマ 男 22歳
情報屋。その長髪と声、一人称でいつも勘違いされるが、性別は男。当局からマークされるのを恐れているという名目で、ゴミ溜めに埋もれるようにして生活している。好物は金貨。端的に言って変人だが、身体を綺麗にすると見違えるらしい。
声のイメージ:とにかく甲高い声、しかしどこかぼんやりとしている
「あー? 誰かあたしを呼んだかい? ……おまえかよ。実は昨日からずっと情報収集をしててほとんど寝てなくて……とにかく眠いんだ。もう少し寝させてくれないか」
「金さえもらえればなんでもしゃべるよ? そりゃ、商売だからね。あたしゃ自分の仕事に責任を持ってるんだ」
「あっ……あまりじろじろ見るなって。あたしの正体がばれるだろーが(焦ったように)」
「こういう仕事してるとさ、金が貯まりに貯まって……あんまり貯まるもんだから、この前一口かじってみたんだ。そしたら美味いのなんの。それからあたしの好物は金貨になった。ほら、早くおくれよ」
※全てのストーリー上の台詞が、応募用台詞通りになるとは限りません。
声を上から高い順に並べると、
ひなた
アウリィ
朔
エルマーナ
リーゼロッテ
ジラーニイ
優星
キバ
雅
サスペクト
ネロ
ウィーテス
ランタナ
雄輔
ヴェロス
トラスト
グレスナー
といった感じです。参考にしてください。なお、性別による応募制限はありません。
各キャラにイメージソングを設定してみました。必ずしも聴く必要はありませんし、歌うこともないですが、演技のイメージを固めるのにお役に立てればと思います。
https://nana-music.com/sounds/0461d129/
Comment
No Comments Yet.