まだあの月と溺れていたい

YURAGANO

久しぶりにじっくり楽しんで録らせてもらいました。 歌と戯れるのってやっぱりいいなぁ。 ただ、まぁ…滑舌曲。 言葉数多い上に音の上がり下がりも激しいから余裕もって歌うには歌いこみが必要やなーと。 メインパートをワンテイクで歌いきる為に何回録り直したことか… ---------------------------- 「この歌がさ、君に届きませんように。」 そんな口振りで表情を隠しながら 「幸福を願っています。」と 善良な思想　掲げて歌った 本当は愛に飢えているくせに この街をいつから嫌いになった？ 雲の切れ間　太陽が笑っていた 吸い込まれるような日々は あの水溜まりと共に消えてった 頬を伝うのは夢の跡 数秒間息を止めれば　すっと 環境音さえもあやふやになって 夕方五時に音が止まった 静寂の中で歌っていた もうこれ以上は必要無いよ 朝が来るまでおやすみ こんな小さな世界　興味は無いだろう 君の体温に包まれていたいから 次の頁めくるの待っていてね もうちょっと 転がっていくスピードを 落とすので精一杯だった 緩やかに落ちていくのも惡くない、とか 「幸福の形は人それぞれ」 なんてさ もういいや 夜は訪れた　それだけの事だろう