【声劇台本】Light
声: BGM:春雷 米津玄師 DTM:ともやん 台本:明烏
【声劇台本】Light
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次第に盛り上がっていくいつも通りの夜
ダンスフロアにちらつく うるさいくらいのライト
君は気付けばそこに立っていた
シャンパンキールに口もつけず
不機嫌そうに 壁にもたれて
きっとここに集まる誰もが
人には言えない何かを引きずってるけど
君がそれを
あんまり重たそうにしているもんだから
俺は思わず笑ってしまったんだ
君の、笑った顔が見てみたくなって
ほんの軽い気持ちで
瞳を覗き込んだその瞬間
『痛みに似た恋が 体を走ったんだ』
黙ってそっと手を引いた
言葉はいつだって俺を裏切るから
君のここに来るまでが例え
どこか狂っていたとしても
ここではそんなの何でもないよ
だから
ボリュームをあげてくれないか
言葉が 使いものにならなくなるまで
体揺らして 声をあげて
子供みたいに君とずっと
朝まではしゃぎ回っていたいから
『揺れながら踊るその髪の 黒が』
やたらと綺麗で、目が離せなくて
このままずっと
音楽が止まなきゃいいのにって
くらくらする頭の隅で願ってた
部屋のポールハンガーに掛けた
赤のアノラックに
名前も知らない君の匂いが
残ってる
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※『 』内はBGMの歌詞引用
言葉にするのも形にするのも
そのどれもが覚束なくて
ただ目を見つめた するとあなたは
ふっと優しく笑ったんだ
春雷/米津玄師
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