ハルモニアの結び手

ククリ:コラボ者様 少年:コラボ者様 台本:夢乃 胡蝶 伴奏:みわたか様、ハル様

『簡単な話だ、私との縁を切っちまえばいいのさ』 お手本(ククリのみ)↓ https://nana-music.com/sounds/04543a64/ 前垢から書いていた伝承シリーズ。続けますとも。 今回は実は設定だけなら4作目。台本としては3作目。 縁を弄ぶ女性ククリのお話。 細かいあらすじはコミュニティに載せております。よろしければぜひ。 注意 コピペ× 性転換を含む過度な改変 × 使用の際は拍手とコメントよろしくお願いします。 以上のことが守られない場合は指摘、または削除をお願いすることもあります。 また、今回は伴奏をお借りしているので、そちらにも失礼のないようお願い致します。 ------------------------------------------------ 『』…ククリ 「」、地の文…少年 『縁(えにし)は浅く、移ろう波に溶けてゆく』 「っ…」 『結んで切って、また結ぶ。 人の数だけ縁(えん)はあり、それらは浅く儚いものなり…』 いにしえより伝わる伝承に、人の縁を弄ぶ一族がいるとあったけれど (1:05〜) 「本当に、、いたなんて」 『ん？誰だあんた』 「誰でもいいよ、それより」 『それよりあんた、人の縁(えん)とは不思議なもので必ず誰かとは、どこかとは繋がっている…でもあんたのはもうだめだ。あんた、帰る気がないだろ』(少年の「それより」に被せるように話し始める) 「そんなこと、ない」 『あるさ。あんたのはね、今にも切れて消えてしまいそうなんだ。 誰からも忘れられて、あんたの存在はどこにも残らない。あんたはもういらないんだよ』 「いら…ない。そうかもね、だって僕は」 『だから、私によこしなよ。あんたの縁(えん)全部まとめて……やる』(前の少年のセリフに被せ気味で) 「今なんて…？」 『簡単な話さ。 少しの間だけだったが、楽しかったよ』 彼女は少しだけ、寂しそうに微笑んでいた。 「…繋ぎ止めて、くれたのか」 ----------------------------------------------- ククリ…年齢不詳。 縁(えにし)を弄ぶ。人の縁が見え、結んだり切ったりするのを引き受ける、いわば縁結び、縁切りの神様。 少年…世捨て人。目が覚めたら摩訶不思議な空間でククリに出会う。 #胡蝶の翅 #伝承シリーズ #ククリ #縁 #コラボお待ちしております