しょうもない噺。【台本】
召し使い【】
しょうもない噺。【台本】
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知ってます?
パンダの地肌は黒いんですよ。
もともと小説?だったものを、nana用に書き直してみました、
が、なんかなぁ~~~~~~~~~。
とりあえず、供養の意味も込めて。
素敵なBGMお借りいたしました。
改変アドリブご自由にどうぞ。
____
おや、お客さんですか?
ようこそ……事件を聞きにいらしたんですね。
そうですね、あるお屋敷で起きた事件なんかはいかがでしょう?
そのお屋敷には、パンダを欲しがるお嬢様と、お嬢様にとにかく甘い御両親が居られました。
(<だんだん早口でも>)
ある日、御両親は可愛い娘の為にお金を積んで、動物園で白熊のお世話を担当する園長殿からパンダを買い取り、庭に放し飼いをしたんです。
さすが、パンダを飼うだけあって高いブロック塀をものともしないとても見渡しの良い、川まであるお庭だったそうですよ。
でも、その夜パンダはその庭から忽然と姿を消した。
先ほども言ったように、高いブロック塀と川で本来ならパンダは逃げられない。
(<ここまで>)
……パンダなら、ね。
そう、それはシロクマだったんですよ。
パンダに見せた、シロクマを川から泳がし、逃がした…ハハハッしょうもないですよねぇ……え、ご存知ありませんか?
シロクマは毛を剃ると、地肌は黒いんですよ。
だから園長殿はそれを利用した。
さすがにお金を積まれようと、パンダを個人の取引で受け渡すわけにはいかない。
悩んだ末の園長殿の苦肉の策だったんでしょうね。
……?あぁ、どうやって気がついたか?
パンダのしっぽは白いんですよ…園長殿はそこだけを間違えて剃ってしまった……それが解決の糸口でした。
……哀しくも誰も救われない、同情の憐れみさえ産まれないただの事件です。
おっと、お茶も出さずに申し訳ありません。
……もう、お帰りですか?
それはとても残念です。またいらしてください。
______
召し使い
とある主、館に雇われている。
主は探偵をやっているようだが、
受け持つ事件はどれも少し変。
召し使いは、訪れるお客さんに事件を語る。
愛想の良い丁寧な召し使いだが、マニュアル通りの冷たさ、人間についてサイコ的な一面が垣間見える…。
#台本 #台詞 #声劇 #声劇台本
#とりあえずもちこ
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