紅のバルコニー
作詞:きなこ
紅のバルコニー
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美しさとは
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世界を隔てる 見えない線が
限りなく 澄んで滲む
夕日は昇る どんな今日だって
忘れ去られた 郵便ポスト
へばりつく 動かぬ足
貼られた切手 10円の言葉
今夜は憂う 熱も冷めて 凍てつきもせず
ただ燃ゆる山は 遠く 近く
映す水模様は 誰がために
手をかけた格子に 問いかける
紅のバルコニーの眺めを
心を劈く 消えない痼が
惑いなく 牢へ繋いだ
夕日は沈む 望む明日のため
思うがままに 生きてゆくこと
こびり付く 犠牲心と
寂れた箱の 受話器が嘆いた
手枷は重く 暖もとらず 涼も捨てて
ただ散った花は 希望 渡して
浸す紅葉の葉は 彩り恋う
目を塞ぐ過去に 騙らせぬ
紅のバルコニーの長雨は
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