古典シリーズ 「春暁と春の朝」
作者 桜羅 読み手 桜( ) 宙( )
古典シリーズ 「春暁と春の朝」
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桜: 春眠暁を覚えず
処処啼鳥を聞く
宙:夜来風雨の声
花落つること知る多少
桜: 春だね、宙
宙: 昨日の夜って…雨降った?
桜: ううん。全く降ってないよ
宙: じゃあ…花落ちた?
桜 :庭の桜は綺麗に舞ってるよー、庭で花見が出来そうだね。
宙: …じゃあなんで急にこの詩を読んだの?
桜 : いいじゃん、別に。春の朝は気持ちがいいですねーってことで。
宙: ふぅーん。まあ、気持ちいいね。久しぶりに遅く起きた気がする。
桜: 最近忙しかったからね、宙
宙: 桜もね。お疲れ様。
桜 :うん。今日はゆっくりしよっか。
宙: たまには、2人で一日中寝てもいいな
桜: あ。
宙: ん?
桜: 言うの忘れてた。おはよう、宙。
宙: …へへっ、おはよう、桜。朝だね。
(あまったら好きなようにどうぞ)
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春暁 孟浩然
春眠暁を覚えず
処処啼鳥を聞く
夜来風雨の声
花落つること知る多少
私の好きな漢文のひとつです。本当は悲しい詩ですが、私の勝手な解釈で少し優しい詩にしてみました。
春の朝に限らず、冬の朝も夏の朝も秋の朝も大好きです。起きるのは難しいんですけどね、たまーに休日早起きして外に出てみると案外気持ちが良くなるんです。
そんな気持ちを少しだけのんびりとした声劇にしてみました。
桜と宙(そら)という2人のルームメイト?兄弟?姉妹?のお話です。
古文、漢文が好きなのでこれからもこの2人には古典シリーズで出すと思います。
これが、第1弾です。
最後に、みわたかさん、素晴らしい音楽をありがとうございます。
良ければ読んでみてください。
桜羅
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