白い殺人鬼
作者:ヘッドホン 読み手:あなた
白い殺人鬼
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白いうさぎを追いかけ
迷い込んだ森
そこは_____
(間をとって)
_____そこは、とても、人の住む世界とはかけ離れていた。
「ねぇ、キミ!僕を追いかけてきたの?」
そう、さっきの白いうさぎが問う
『えぇ、綺麗なうさぎだったから』
正直にそう答えれば
「あははははははは」
狂ったように笑い出すうさぎ
「キミは、僕が綺麗に見えるんだね」
『なんで?白くて綺麗じゃない』
「僕は、綺麗じゃないよ。キミの方が綺麗さ」
『私は、汚いよ。そうお祖母様に言われたわ』
「そうか、そのお婆さんが憎いかい?」
『えぇ、少し』
「なら、殺してしまおう。」
「僕を綺麗だと言ってくれたお礼だ」
とんだ冗談を……と思った。
でも、そのうさぎは、瞬く間に姿を消した。
私は、知らなかった、あのうさぎが
『まさか……ほんとにやるだなんて……』
殺人うさぎだったなんて
#四ノ宮りゐオリジナル←お借りしました!
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