私の台本について。
そら
私の台本について。
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普段自分が書いた台本についてどう思っているかをお伝えする手段がないのでこう言った形で失礼します。とても長いですが、お目通しいただけると幸いです。時折台本の使用のされ方やコメントでとても悲しくなることがあります。それに対する私なりの自衛です。よろしくお願いします。
○台本のコピペ
いい気分がしないというよりも、何かの問題があって台本を消さなくてはいけなくなった時に、その作品だけが一人歩きしてずっと存在し続ける可能性を考えるとできればしてほしくないなあと思っています。台本がコピペされていたら一つ手間が消えてコラボされやすいとか、そういう気持ちもわかります。ちゃんとした演者さんならそれでも台本元まで来てキャプションを読んでくださるかもしれません。ですが、きっと読んでくださらない人数は増えることでしょう。nanaのコラボは回数を重ねることに音質が悪化します。きっとこだわっていれた小さな効果音にも気づいてもらえないこともあるかもしれません。キャプションを読まなかったことで私が台本に込めた思いを伝える場が減ることや、小さな効果音を聞き逃すことでタイミングがずれてしまうことなどは、演技の精巧性を欠くことにつながるのではないかと私は考えます。絶対にとは言いません。出来るだけ、この気持ちに賛同してくださる方はコピペしないでください。
○拍手、コメント
お願いします。コメントは絶対にとは言いません。拍手は絶対に欲しいです。その拍手に私はとても救われています。拍手、コメントというのはその台本に対する評価です。コラボは嬉しいですが、それって台本にコラボしてくださった方と声を重ねたくてコラボしてるんじゃないかなって思っちゃうんです。どんな台本でもいいのかな、なんて。そうじゃなくて、《私の書いた台本の世界観》を、コラボしてくださった方と作り上げたいってその気持ちを、伝えていただきたいんです。無言ですっと借りていかれるのはとても寂しいです。お願いします、次の作品を作る気力を生むためにも、拍手をください。コメントがあるともっともっと嬉しいです。コメントは機械的なものでなく、しっかりとした意思を言葉で伝える手段です。コメントをもらうと毎度跳ね上がって喜んでいます。すき、とかたった一言でもいいんです。台本に対する愛の言葉をください。
ですが、台本にアドバイスはいりません。セリフ量が多すぎる、間がなさすぎる、批判をしてどうしたいのでしょう。私が伝えたいことを詰めに詰めてようやく形になったものです。中にはわざとテンポ感を重視しセリフ量を増やしているものもあります。削れるもんなら削ってます。仲良くしてくださってる方や普段から尊敬している方にこちらからどうしたらいいだろうとアドバイスを求めることはあると思いますが、基本的にコラボしてくださる方は初対面の方ばかりです。初対面の方にアドバイスを求めたわけでもないのにあなたのサウンドはここほんとよくないね、と自分が工夫してやったことを否定されたらどんな気持ちになりますか?画面の向こうにいるのは一人の初対面の人間です。ご配慮願います。
○台本のアドリブ、アレンジについて
世界観を壊さない限りは自由だと思っています。むしろ、キャラクター性やその物語の世界観をさらに色付けてくれる素敵なものだと考えていますし、色々台本についてどうしたらもっとこの世界観を表現できるんだろう、魅力的に聞き手に伝わるだろうって考えていただけたんだなあとうれしく思います。
但し、台本や世界観を否定するような台詞を入れたり、あまりに世界観をぶち壊すものに関しては賛同しかねる場合があります。
友人とこういう楽しいことやギャグテイストのアレンジをしたい、そのためにちょっと世界観を壊すようなことになりかねない……もしくは、こういうことをしたいんだけど、もしかしたら作者は不快に思うんじゃないか…?不安になった時はどんどん私本人に聞きに来てください。ツイッターやってます。よろしくお願いします。聞くのも怒られそうで不安なアレンジはご遠慮ください。それって、当たり前のことだとおもいませんか。
○台本のbgmとしてお借りしている音源の拍手
私は基本的にnana上の誰かの歌をbgmとしてお借りすることはきっとこれから先もないと思います。なぜなら、歌を主にアップロードしてらっしゃる方が必ずしも声劇に理解を示されるのか、また、示されるからといって「お借りしました!」のみのコメントがサウンドに増えていくかもしれない状況をよしとする方ばかりなのか、甚だ不安だからです。歌をやってらっしゃる方は普段声劇民が普通だと思っている環境にいない方がほとんどかと思います。「お借りしました!」だけのコメントって、とても機械的ですよね。それって台本を読みたかったからあなたの歌を借りたけどでもあなたの歌に対していうことはないよ!…なんて、ちょっと悲しいとり方もできると思うんです。でも、もし万が一、お借りして作る場合(もしそうなれば必ず歌を歌ってらっしゃる方にも、伴奏をされている方にも許可を取り拍手やコメントはどうしたほうがいいのか聞く予定です)には、しっかりとキャプションを読み対処をしていただきたいです。よろしくお願いします。
○台本師というより、演者として思うこと
台本って、本ですよね。例えばご自宅で本の一節が好きで朗読する時、それを作者は聞いていません。ですが、nanaは作者さんが聞いてくれます。それってすごいことですよね。江戸川乱歩や宮沢賢治、金子みすゞや夏目漱石…そんな名だたる文豪が貴方の朗読を聴くのだとしたら、失礼のないようにしなきゃってきっと背筋が伸びるはずです。きっとそうじゃなくても、貴方が気に入っているまだ世間に広く認知されてない作家さんがいたとして、貴方がその人の本をその人の目の前で読むとして。そうしたら、名だたる文豪の前でその方の著作を読むのと同じように緊張すると思います。nanaの声劇はそれと全くシチュエーションは同じです。貴方が読もうとしている台本は、その本を作り上げた方が沢山の愛や感情を込めて書いたものです。その中には音源までご自身で製作されたものもあるでしょう。初めてnanaで朗読をするとき、何をどうしていいかわからないことも多いと思います。でも、大好きだって気持ちや、尊敬の念さえあればきっと台本師さんやコラボ元の方、それぞれスタンスは違えど嫌だなあと思われてしまうような行動は生まれないと思います。どうか、たくさん愛を注いでください。たくさんたくさん、台本師さんの心を感じてください。そして、貴方ができる最善の行動を選択してください。そうすればきっと、声劇はもっともっと貴方にとって楽しいものになると思います。
Comment
5commnets
- しゅなそらさんの台本への思いや色々な経緯、全てが分かるとは言いきれませんが…すごく自分の意見をしっかりとお持ちなんだと感じました。 私はまだ声劇を始めたばかりで、キャプションに関してもここで気付かされたと認識しています。 もし今後そらさんの台本をお借りすることがあれば、最大限そらさんのご意見は尊重する形にしたいと思います‼️ ありがとうございました‼️
- サトウジン(進捗だめです)
- そらさん わたまるさん、おひさしぶりです。 こんなにクソ長いのに読んでいただいてありがとうございます。ほんと申し訳ない… なんかはっと思ったんですよね。たとえば、例えばですけど声劇なんて全く興味のない普段歌ってらっしゃる方が、万が一その歌を使わせてもらった台本が罷り間違ってヒットして、ばっこばっこコラボしました通知が1日20件とか来たとして、まあみなさんのあれ次第ですけど、コラボの通知が20件、拍手の通知が20件、コメントが20件。合計60件の通知が来て、なんだこれはって開いてみたら「おかりしました!」「コラボ先でお借りしました!」ばっかりだったらなんかきっついんじゃないかなって。最初の方に歌のお友達からもらってたこう言うところが素敵だね!感動したよ!今度はあれを歌ってほしいなあみたいなコメントがどんどん流されていくのってどうなんや…と。 マナーというよりも、なんというか、配慮なんですかね。そんなことまで気にしなくてもいいよー!って人もたくさんいると思うんですが、お歌が専コラだったりして、シークレットになってる音源にまで通知が行くのはどうなのかなあとか、色々悩んでしまって…私が人一倍気にしいだからかもしれません。(可能性大) 少しでも声劇民がみんなでもっと楽しいなあと思える日が来るといいですよね(?)コメントの締めが思い浮かびませんでした。すみませんでした。
- そら
- サトウジン(進捗だめです)そらさんの台本への思い、しかと受け取りました。 正直私、台本師としてもう何をどうしたらいいか迷っています。 無言コラボ者には、直接コメントで伝えればいいと思っていました。しかし当の無言コラボ者に、「それって拍手の強制じゃない?」と言われた時、言いようのない悲しみに襲われました。 台本師の思いを汲み取れない演者がいる、この事実を改めて知った私は今ただ愕然とするばかりです。 意見の食い違いであなたを傷つけてしまったこともありました。けど、やはり私は、そらさんの考えに間違いはないと思います。nanaでは、台本師がコラボ先の演技を見られるからこそ、演者は作家に対するリスペクトを込めて芝居をして欲しいと切に願っています。 長文失礼しました。このサウンドを拡散させて頂いてよろしいでしょうか?