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第11話
アレン「うちの兄が無礼な真似を……申し訳ございませんでした」
リリアンヌ「まったくよ!剣士団体が使えないなら、人を雇うしかないわね。」
アレン「しかし、どこからそのような大金を……?我が国の経済力はお世辞にも良いとは言えません。」
リリアンヌ「20人くらいいればいいわ。」
アレン「……せめて雇えても10人くらいかと」
リリアンヌ「なら今雇っている使いのもの達を使えばいいわ。もちろん、貴方も参加してくれるわよね?」
アレン「……リリアンヌ様」
リリアンヌ「何?」
アレン「実は……緑の娘の正体を知っております。」
リリアンヌ「誰なの……!?」
アレン「それは、ミカエラです……」
リリアンヌ「貴方と話していたあの女ね……」
アレン「ミカエラの始末は私が致します。ですから、国ごと焼き払うなど……」
リリアンヌ「いいえ、皆殺しよ。」
アレン「え……」
リリアンヌ「貴方はその女の首を必ず持ち帰ってきなさい。その間、他のもの達がエルフェゴートを火の海に変える。これで完璧。」
アレン「…………かしこまりました」
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