泣けない機械少女 【一人声劇台本】
読み手:ゆえ 台本:だい BGM:菜々様
泣けない機械少女 【一人声劇台本】
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あぁ、やはり不良品だったのだ。
100曲目達成!!
素敵な台本をお借りしました。
ゆっくりボイスを聞きながら棒読みを勉強しました(白目)
最後のほうは声を震わせたのですが、加工に完敗。
消えてました。
ありがとうございました!
以下台本コピペ
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私には感情と言うものなんて無かった。
当然だ。私はロボットなのだから。
けれど、もし私が人ならば。
日に日にやつれていく主の姿に、何かを思うことが出来たのだろうか。
私は不良品だった。
少なくとも開発者からしたら不良品だったらしい。
そんな私を選んだ主は、たった一度しか命令をしなかった。
「僕が死ぬまで傍に居てくれ。そして僕が死ぬときは笑顔で送り出してくれ」
どんな想いでそんなことを言ったかはわからないが、私はただプログラムに従うまま主と共にあった。
それから数年が経ち……主は生涯を終えようとしている。
私に出来ることは傍に居ることだけ。
ああそうか、やはり私は不良品だったのだ。
主の命令一つすら守れぬのだから。
感情が無かったはずなのに。
笑顔になれない私を、あなたが居なくなることを悲しんでいる私を許してください。
「ごめん、なさい、主様……さようなら。おやすみなさいませ」
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#声劇 #台本 #一人声劇
Comment
1commnets
- ゆえありがとうございます!ロボに心を込めて…と言うとどこか語弊を感じますが、とにかく精一杯読ませていただきました! 素敵な台本ありがとうございます!