操り人形の君
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操り人形の君
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昔のじぶんの朗読聞いてたらやりたくなりました。
すごく好きな台本です。
でも作者さんがいなくなってしまったのでひっそりと。
おはようございます。
こんちには。
こんばんは。
御機嫌よう。
私は今日も、この舞台で踊ります。
目的はありません。
ただ踊れと言われたので
私は今日も、この舞台で踊ります。
私に自我はありません。
感情とは、必要のないものだと教わりました。
悲しみがあるから喜びが生まれ
喜びがあるから、悲しみが生まれるのだと教わりました。
なので私からしたら、人間の持つ感情など
とても無意味なものの様に感じます。
だから私に、自我は必要ありません。
ただ言われた通りに踊る。
だから、なにも言わずに踊らせてください。
私はこれでいいんです。
何も考えず、何もかもを受け入れるのが。
私はこれがいいんです。
私には、これしかないから。
寂しくないのか‥ですか?
はい。独りぼっちでもいいんです。
誰も見てくれなくてもいいんです。
だって私は‥ただの操り人形ですから。
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