湿気った花火の抜け殻
押入れで出番を待った
煙たがっている
でも嬉しそうな君を浮かべた
本を読み込んで
君は真似しだして
いつの間にか膝の上で眠って居た秋
寒いのは嫌って
体温分け合って僕は
凍える季節も
あながち嫌じゃなくなって
ありがとうもさようならも
此処にいるんだよ
ごめんねも会いたいよも
残ったままだよ
嬉しいよも寂しいよも
置き去りなんだよ
恋しいよも苦しいよも
言えていないんだよ
また風が吹いて思い出したら
春夏秋冬巡るよ
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