『 まだあの月と溺れていたい 』
YURAGANO
『 まだあの月と溺れていたい 』
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『まだあの月と溺れていたい / YURAGANO』
▷ゆた
▷ぱる
▷SERIN
▷*noppo*
▷みるく
▷神崎
ゆ)「この歌がさ、君に
届きませんように。」
そんな口振りで表情を隠しながら
ぱ)「幸福を願っています。」と
善良な思想掲げて歌った
本当は愛に飢えているくせに
S)この街をいつから嫌いになった?
雲の切れ間 太陽が笑っていた
n)吸い込まれるような日々は
あの水溜まりと共に消えてった
頬を伝うのは夢の跡
み)数秒間息を止めれば ずっと
ぱ)環境音さえもあやふやになって
神)夕方五時に音が止まった
ゆ)静寂の中で歌っていた
み)もうこれ以上は必要無いよ
朝が来るまでおやすみ
こんな小さな世界
興味は無いだろう
神)君の体温に包まれていたいから
次の頁めくるの待っていてね
もうちょっと
ぱ&ゆ)転がっていくスピードを
落とすので精一杯だった
み&n)緩やかに落ちていくのも
惡くない、とか
S&神)「幸福の形は人それぞれ」
なんてさ
全員)もういいや 夜は訪れた
それだけの事だろう
#秋月の宵
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