【声劇台本】ただ永遠に君を
読み手:コラボ者様 BGM:✡️✡️✡️ 台本:ユウナ
【声劇台本】ただ永遠に君を
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ただ、君の笑顔を見ていたかった。君の側にいられなくても、遠くからでも良い。君の笑顔だけを、見ていたかったんだ…。
(以下本文)
(互いに将来を誓い合い、まだ小さな小指で、指切りを交わした。
決して叶うことはない、2人の約束。)←読まなくて大丈夫ですっ!
君と僕とでは何もかもが違っていた。
だって君は一国の姫。対して僕はただの執事。
でも、それでも良かった。
ただ、君の笑顔を守ることができれば、それで良かったんだ。
だから、だからこそ僕は…。
「王妃様、お逃げください。我々の国はどうやら戦に負けたようです。もう少しで敵軍がこの部屋にも辿り着くでしょう。大丈夫、私が時を稼ぎます。その間にあなたは地下通路からお逃げください。さぁ、早く!」
ほら、メイドたちの言うことを聞いて。
泣かないで。嫌だ、なんて言わないで。死後の世界で君を待ってるから。
メイドの1人が地下通路への扉を開ける。
「大丈夫、僕は幸せ。君を守れるのならば。だから、笑って?」
あぁ、僕の声は届いただろうか?だから君は、泣きそうな顔で笑ったんだろうか??
「愛してる」
もう、扉の向こうへと消えてしまった君への言葉を呟く。
聞こえるはずはない。でも、なんとなく、君に届いた気がしたんだ。
本文終わり。
設定
姫(王妃):執事のことを愛している。政略結婚で隣国の王子に嫁ぎ、王妃になる。願いは、執事とずっと一緒にいること。
執事:姫のことを愛している。代々王族に仕える執事やメイドになる家系に生まれた。その為、幼い頃から城に出入りしていた。願いは、姫の笑顔を守ること。
その他:2人は愛し合っているのだが、その身分差から2人の妙な噂を立てるわけにはいかず、互いの想いを知っていながらも、その気持ちを押し殺して生活してきた。
ある程度の年齢になってからは、手を繋ぐことも、2人きりで話すことも無かった。結婚の誓いを交わしたのは、かなり幼少の頃。
そのような境遇だったので、2人はこの世で結ばれることを諦め、いつしか死後の世界に願いを託すようになる。
打ち合わせたわけではないけれど。2人とも、互いに同じ想いを抱いていたのだ。
最後の方、王妃は執事と部屋に残り、共に死にたいと願った。だが、周りのメイドたちがそれを許さない。十数人のメイドたちに王妃1人の力で敵うはずはなく、途中まで無理矢理に地下通路への入口へと連れていかれそうになっていた。
しかし、執事が「笑って」と言った時、笑顔になり、素直にメイドたちの言うことを聞き、部屋の外に出て行った。
(ユウナより)
初めて台本作りました。色々至らぬことあるとは思いますが、もし良ければよろしくお願いします。
収まりきらなかったらごめんなさい。
本文は世界観壊さない程度で、自由に変えてください。
姫目線↓
https://nana-music.com/sounds/042bd0ed/
#1人声劇 #声劇台本 #恋愛 #身分差 #切ない #一途
Comment
3commnets
- 煩悩。ぼんのうです。名前が変わったよお借り致しました
- ユウナ本当にありがとうございますっ…!! はいっ、では全力待機してますね(*´∀`*)
- ユウナわあぁ、めっちゃ嬉しい…ありがとうございますっ!