六話
台本:いずみ
六話
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《江戸城・門前》
銕(クロガネ)「時間通りに来たね。ふん……誰かと思えば、スサノオノミコト様じゃないか。カグツチ様の言い付けを忘れたのかい?姫君?」
白夜「黙れ女狐(めぎつね)。奴は何処(どこ)にいる」
銕「おぉ、怖い。貴様らの相手は、あたしがするよ」
十六夜姫「(低めに)カグツチを出しなさい」
銕「……何だって?」
十六夜姫「(低めに)今すぐ彼に会わせなさい」
銕「この小娘……っ!」
銀(シロガネ)「銕(クロガネ)」
銕「銀!」
銀「貴女、カグツチ様の元へ戻りなさい。彼(か)の者たちは私(わたし)が相手して差し上げましょう」
銕「手柄を横取りしようったって、そうは……!」
銀「(ゆっくりと、冷たく)二度は、言わないわよ」
銕「(悔しそうに)……チッ、そうかい」(闇に紛れる)
白夜「狐が何匹増えようと同じこと。此処(ここ)を通せ」
銀「あらまぁ、威勢のいい。さて……この姿では初めまして、天照大神(アマテラスオオミカミ)、スサノオノミコト。私(わたし)の名は銀(シロガネ)。カグツチノミコト様の第一配下にして、千年以上生きる妖狐。」
銀「覚えなくて良いわよ?だって……」
銀「貴方たちは、今この場所で死ぬのだから」
続く
キャスト(敬称略)
銕:モモmaru
白夜:NR(ナイル)
十六夜姫:チノ
銀:まい
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