秋桜【朗読台本】
朗読者/仄色 うるは 伴奏曲/忘れかけた音を紡ぐ唄 台本/中トロ
秋桜【朗読台本】
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今回は朗読台本をお借りして読ませて頂きました。
やはり朗読は下手ですね(´・ω・`)
-台本-
秋の声に 耳を澄まして
濡れた歩道を 歩いていた
吹く風が 頬を撫でて
懐かしい 思い出が滲む
胸を裂くような 口笛が
遠い空へ 消えていった
そんな 秋の夕暮れ
冷たい風は もみじを散らして
幾つもの足跡を 隠していく
ふと 目についた 水の溜まり場
桜紅葉(さくらもみじ)が反射した
春を 思い出した
貴方と出会った 暖かな春を
秋雨(あきさめ)は
秋の色を 落としていく
全てが無くなる前に どうか
桜の花びらが 秋空に舞って
瞬き1つ 雫となり沈み落ちた
耳を劈(つんざ)く 虫の音(ね)
いつの間に 夜は来ていたのか
あぁ 桜よ 咲き誇れ
もう一度 永遠(とわ)に 咲き戻れ
どうか 最期は
もみじと共に 枯れてゆけ
#朗読 #台本 #不思議 #仄色うるは
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