ケロイドの僕
朗読者:お名前 BGM:ふわりP
ケロイドの僕
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#オリジナル #一人声劇 #台本 #声劇 #ケロイド
#シリアス #悲しい #火傷
設定は下にあります。
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小さな頃に大きな火事があって
僕の心と身体に酷い火傷を残した。
誰もが目をそむけて、
視線すらあわせなくなって。
僕以外の人間はいないような気がしてた。
そんなある日に君はやってきて、
僕の手を握って、目をあわせてくれた。
初めて人と心が通った気がした。
初めて僕を理解してくれた。
だけど、僕の火傷した身体は
そんな淡い初恋すら許してくれない。
心臓がドキドキするたびに、
顔が赤くなるたびに、
僕の火傷は徐々に身体を蝕む。
いずれ、僕は恋の炎で燃えてしまう。
それでも、離れられない…。
医者が言う。
もうこれ以上、一緒にいれば、
心臓が焼け落ちてしまうだろう。
僕はそれでもいいと思った。
彼女が知らなければ、燃え尽きようとも。
最後の日、僕はサヨナラを言う。
君は最後まで鈍感で僕の恋心なんて気づかない。
でも、そんな君と友達でいれて良かった。
さよなら
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ケロイドの彼(私が書いてまーすw)
https://monogatary.com/story_view/3628
ケロイドの僕
幼い頃に大火傷をして、顔から身体までケロイド。だいぶ治ってきたが、発熱すると身体に残る火傷に反応して激しい痛みを伴う。心臓にも火傷が残っており、運動などで心臓を激しく動かす事が出来ない。恋をした事によって運動と同じくらいドキドキしてしまい、心臓が焼け落ちてしまう。
女の子
少し変わった価値観を持っている。ケロイドの彼と同じアニメやマンガが好きで、友達になる。他人が蓋をするような事や腫れ物に触るような出来事も簡単にこなしてしまう。少し鈍感。
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