銀河鉄道への夜
スピカ/お名前・青年/お名前
銀河鉄道への夜
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#声劇 #台本 #コラボ用 #コラボ待ち #掛け合い #オリジナル #銀河鉄道 #車掌 #87台本
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(汽笛の音)
青年:「悲しまないでスピカ。僕は何も怖くないよ」
スピカ:「でも…だって…」
青年:「ほら早く乗って」
スピカ:彼は私を汽車に乗せる
(汽車の稼働音)
スピカ:汽車はゆっくりと地上から夜空へ滑るように走り出した
(汽車の走る音)
青年:「えー、まもなくカラス座を通過いたします」
スピカ:なつかしい星座の横を通り過ぎる。
青年「次の停車駅はプレアデス~、プレアデス~」
スピカ:キラキラとひかる星座の横を通り過ぎていく。
スピカ:どんどん彼との別れが迫ってくる。
スピカ:ごめんなさい。私のわがままばかりに突き合わせて。
スピカ:ごめんなさい。あなたは永遠にこの汽車に囚われてしまう。
青年「泣かないでスピカ。僕はとても嬉しいんだよ」
スピカ:人の一生は儚い。人は長く生きれない。人はやがて壊れてしまう。
スピカ:なのに星より長く、彼は列車に縛られる。
青年「ねえ、スピカ、最後にお願いがあるんだ」
スピカ「なあに?」
青年「僕たちに名前をつけて。永遠に僕も君も忘れない素敵な名前を」
スピカ「銀河…、銀河鉄道。それが貴方たちの名前」
スピカ:それは、銀河鉄道のできた夜…。
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〜設定〜
スピカ:夜空から落ちたスバル星。青年に借りの名前として、スピカと名付けられる。夜空に戻りたいと願いながらも、叶わぬ夢と諦めていた。しかし、青年の作り出した銀河鉄道によって願いは叶う。願いの代償を青年が払う事に心を痛めている。
青年:スピカを夜空に返す為に銀河鉄道を作る。銀河鉄道を発車すると、永久に銀河を渡り続ける事を知ってなお、自己を犠牲にして彼女を夜空に戻す。やがて、死者を送り届ける不思議な存在になる。
BGMは友達に作ってもらったものです。
SEはフリーサイト様からお借りしてます。
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