【声劇台本】『夏の忘れ物』
明音「」×実琴「」
【声劇台本】『夏の忘れ物』
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2人「夏の忘れ物」
○「道に転がるラムネの瓶」
●「暑さの残る外」
○「半袖を着ている人」
●「セミの抜け殻、麦わら帽子」
○「そして、」
●「君の笑顔」
ー8月32日
本当はないはずのその日に、君は笑った。
ずっとずっと、見せなかった笑顔で。
●「ねえ、いつになったら笑顔を見せてくれるの?」
○「そうだなぁー…。
…君が、8月32日を見つけられたら、かな」
ー何年かに一度だけ来る8月32日。
なんの前触れもなく、唐突にその日は訪れる。
●「嘘だ、今日が8月32日なんて…。
だって、カレンダーは9月だしテレビも…!」
○「良かった、君は見つけてくれたんだね。」
ーそう言って、彼女は。
とても嬉しそうな笑顔で笑った。
○「ありがとう、実琴君」
●「…待って、行かないで!
…まだ、今日までは夏なんだろ!?」
○「…夏の忘れ物、だよ。
秋が来るまで、忘れなきゃ。」
○「映画 夏の忘れ物」
●「9月1日、公開」
●「…秋なんて、来なきゃいいんだ」
ーーー
暑い暑い夏も過ぎて、秋が近づいてきましたねー。
秋の最初、9月1日に観たくなるかもしれない映画予告風の台本です!
変なところを抜いてきた感はあるのですが、良かったら読んでみてください!
あらすじは、書いている僕もよく分からないです。
変に壮大になりました。
[キャラクター]
・小鳥 明音(ことり あかね)
台本の、○の方担当の女の子。
ふふふ、と笑うイメージ。
可愛い。
夏の終わりの8月31日…ではなく32日に何か関係しているようで…?
・椎名 実琴(しいな みこと)
台本の、●の方担当の男の子。
おとなしい感じ?
かっこよくはない。
明音が好き。
8月32日を見つける。
[あらすじ]
夏の忘れ物。
たまに聞いたり聞かなかったりする言葉だが、その言葉の裏には想像を越えた、大きな意味が隠されていた……。
それを知るために、8月32日を見つけることになる男の子の話。
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