【声劇台本】よくある別れ話
☆「コラボ者様のお名前」+★「コラボ者様のお名前」+台本 ひすい
【声劇台本】よくある別れ話
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エマさんの 台本創作ガチャ の診断メーカーと四ノ宮りゐさんの伴奏をお借りして書いてみました。
題材は「カメラ」と「鏡」
台詞は「お願い。最後に名前を呼ばせて」
好きの温度や愛情表現の仕方、愛されるポイントがすべてズレてしまっていて、愛し合っているのに、すれ違うふたりの噛み合わない最後の会話です。
※今回の台本は一語一句、句読点、BGMの盛り上がり、全てに意味を込めて書いています。過去最大量のキャプションになります。
語尾等の改変はお控えください。男女掛け合い、BL、GLの為の一人称変更は大丈夫です。
【人物像】
★…プラグマティズム(実利的な愛)とアガペー(自己犠牲的な愛)を持ち合わせてる人。☆に対して尽くすことが愛だと思いながら過ごしてきたけど、ふと、自己を思い出して別れを切り出した。友人が多く、カメラが好き。
☆…フィリア(友情の愛)が強いが、本質はマニア(熱狂的な愛)。★に愛されることで自己を認識していた為、能動的に言葉や行動に現すことはなかった。他者に自己認識が依存している為、当たり障りのない求められている対応をする。趣味は人に勧められた物を嗜む。
【裏設定や用語の概要】
鏡…フィリアの象徴であり本質。自己を写す他者。
カメラ…プラグマティズムの象徴。結果を切り取ったもの。
★の語り…すべて過去形。問いかける言葉も今までを過去にするための理由づくりのため。名前を呼ばせないのは☆の鏡として去って罪悪感を植え付けるため。
☆の語り…反応を返すだけ。唯一の例外は「名前を呼ばせて」。これは、☆がやっと★の事を自身の鏡ではなく、個として認識したから。
プラグマティズム…端的に言えば、実益主義。見返りを求めること。ステータスを重視する。
アガペー…端的に言えば、無限の自己犠牲愛。愛する対象の為ならば苦労や不満など感じない。
フィリア…端的に言えば、偽善的な自己愛が強い友情。自分の為に他者に情をかける。
マニア…端的に言えば、執着を伴う狂信的な愛。愛されているか確かめたがる。
幸願う唄…四ノ宮様のこの題名の伴奏とコラボすることに重きを置いてます。タイミングがしっかり合えば、音が止まるところで句読点になってます。どちらが幸を願うのか。
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(1:25〜)
★「ねぇ、好きだったよ」
☆「うん、僕も」
(1:18〜)
★「ホントに?そんな感じしなかった」
☆「写真嫌いな僕が一緒に写ってたのに?」
★「わからないよ。いつも寂しかったから。私の寂しいが移ればいいのにって思ってた」
(0:59〜)
☆「僕も寂しかった」
★「嘘」
☆「本当だよ。鏡みたいに君が動けばいいのにって思ってる。思い通りにならないかなーって」
★「嫌だ、こわい」
☆「そう言うと思ったから、隠してた」
(0:39〜)
★「隠さなくて良かったのに」
☆「今更だった。…ごめん。お願い最後に名前を呼ばせて」
(0:25〜)
★「だめ。…ねぇ、愛してたよ」
☆「ん、僕も」
★「そういうところ。嫌いだった」
☆「僕は好きだよ」
(0:04〜無音)
★「…さよなら」
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お借りしたBGM『幸願う唄』
今回、ギリシア哲学やアメリカ哲学、ヨーロッパ全域の宗教論を基に、私が解釈した意味で概要を書かせて頂いております。
専門的に勉強されてる方のお目に止まれば拙い所は多々あると思いますが、趣味の範囲と笑ってやってくださいませ。
そして、もし、この台本に目を止めて哲学や愛のあり方の歴史に興味を持った方は是非、ご自分で紐解いてみてください。
#声劇台本 #2人声劇 #台本創作ガチャ #四ノ宮りゐオリジナル
Comment
3commnets
- 🌵Comic🐎🏜️🌵お借りしました😊
- sugarコラボ先にてお借りしました!
- ひま🌼 🚙🎙切ないストーリー素敵でした。ありがとうございます。