【予告風台本】 夜の音 ~一夏の欠片~(ぺるがもんバージョン)
小説:希鳳様 台本:ぺるがもん
【予告風台本】 夜の音 ~一夏の欠片~(ぺるがもんバージョン)
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希鳳様が、書かれた原作の短編小説を元に予告風に仕上げてみた、のを独断と偏見で更に改変しました(笑)
原作の小説はこちらです↓↓↓
https://ncode.syosetu.com/n5049eh/
以下全文
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八月の終わり、秋の訪れを感じさせぬほどに盛大な蝉達の合唱。
けれど窓辺の蝉の死骸は秋の訪れを告げていた。
夏と秋の狭間でまだ俺の時間は動いていない。
三年前に止まった俺の時間。
俺は日々をバイト暮しで無気力にすごしていた。
今年も花火大会の日がやって来る。
彼女はもう、いない。
「今日はこの後花火を見に行くんだ」
そう言って一人で眺めた花火は彼女の言葉を、仕草を、笑みをリフレインさせた。
花火がぼやける
街頭の照らす夜の道を、君が好きだった歌を口ずさみながら歩く。
寂しさと悲しみに溺れそうになりながら、あえぐ声を押し殺した。
(サビから)
君にこの歌は届くだろうか。
君にこの声は届くだろうか。
届けと歌うこの声を君は聞いてくれるだろうか。
家に帰った俺が見つけたのは彼女の欠片だった。
それは、三年越しに咲いた、一瞬の奇跡。
『夜の音~一夏の欠片~』
そして、止まっていた俺の時間はまた動き出す。
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